・就職しないで、新卒フリーランスになった人たちの末路とは?
・新卒フリーランスは甘い、やめとけって本当?
・新卒フリーランスで失敗すると悲惨なことになる?
最近、新卒でフリーランスになる人が増えています。これを書いている僕も、就職しないでフリーランスになりました。
ただし、新卒フリーランスには失敗の末路を辿る人は少なくありません。決して甘い選択肢ではなく、簡単におすすめできるものではないです。
今回の記事では、新卒フリーランスが迎える末路の現実や、失敗する甘い人の特徴などを、実際の経験をもとに解説します。
もくじ
就職しない新卒フリーランスの末路!失敗だった?
まずは、新卒フリーランスの末路として、僕の事例(30代男性)を公開したいと思います。
2014年に早稲田大学を卒業し、就職しないでフリーランスになりました。今でも、そのまま仕事を続けています。
ここでは、以下の3つの観点から、新卒フリーランスの現実をお話ししたいと思います。
・仕事の内容
・収入や年収の推移
・現状に満足しているか?
仕事の内容
まず、フリーランスとしてどんな仕事をしているのかを、簡単に書きたいと思います。
現在は、主に3つです。
1:イベント企画
2:オンラインスクール
3:経営コンサルティング
新卒フリーランスとして始めたのは、「1」のイベント企画です。
キッカケは、学生時代に趣味でバンドをやっていたことです。以下のように、ライブハウスで音楽イベントを企画していました。
次に始めたのが、「2」のオンラインスクールの運営です。
スマホやパソコンで受講できる、通信講座をやっています。分野は、「音楽」「恋愛」「ビジネス」など多岐にわたります。
以下は、実際の中身の一部です。
最近では、「3」の経営コンサルティングもしています。
フリーランスとしての経験が長いため、「ビジネスを教えて欲しい」と頼まれます。そうした人たちに向けて、アドバイスを行ってます。
このように、僕は新卒フリーランスとして、主にイベント企画・オンラインスクール・経営コンサルティングの3つを仕事にしています。
収入や年収の推移
次に、新卒フリーランスとしての、収入・年収の大まかな推移を書きます。
1年目から、最低でも月に20万前後は稼げていました。その後も少しずつ伸びていき、25歳で年収1000万円の大台にも乗りました。
卒業してからはずっと一人暮らしですが、生活に困ったことは一度もありません。
ただ、僕の場合は在学中からフリーランスとして活動していたことが大きかったです。新卒でいきなり始めていたら、1年目はほとんど収入がなかったと思います。

以上が、僕の新卒フリーランスとしての収入・年収の推移です。
現状に満足しているか
最後に、「新卒フリーランスとしての末路に満足しているか?」を書きます。
良いことばかりではありませんが、今の生活にはとても満足しています。新卒フリーランスになって良かった、と心の底から思っています。
ただし、「就職していればもっと良い未来があったのかもしれない」と考えることもあります。しかし、それは誰にも分からないことです。
就職しない=甘い?新卒フリーランスの失敗の末路とは?
世の中では、「新卒フリーランスは甘い」「一度も就職しないなんて失敗する」とよく言われます。
それでは、新卒フリーランスの「失敗」とは、具体的にどんなものなのでしょうか。
これには、主に以下の3つがあります。
・収入が伸びない
・理想と現実のギャップを思い知る
・就職しようにも新卒より不利になる
僕も、全体で見れば成功した部類かもしれません。しかし、失敗も数えきれないほどしてきました。
自分自身や、周りの新卒フリーランスの経験をもとに、それぞれについて詳しく解説していきます。
収入が伸びない
失敗する新卒フリーランスの末路、1つ目は収入が伸びないことです。
例えば、次のような状態の新卒フリーランスは多いです。
・仕事や収入が全くないか、あっても非常に少ない
・仕事はあるものの、時給換算をすると200円にも満たない
・生活費を払えず、フリーランス以外にもアルバイトをしている
正社員として就職する場合、最低でも生活できるレベルの給料が毎月もらえます。しかし、フリーランスはそうではありません。
あくまで、仕事をしたぶんに対して報酬がもらえます。このため、仕事がなければ収入も得られないのです。

このように、収入が思うように伸びないことも、失敗する新卒フリーランスの末路の1つです。
理想と現実のギャップに苦しむ
失敗する新卒フリーランスの末路、2つ目は理想と現実のギャップに苦しむことです。
新卒フリーランスには、以下のような甘いイメージが存在します。
・誰にも命令されずに働ける
・時間や場所を問わず、自由に働くことができる
・上司や同僚など、面倒な人間関係が存在しない
しかし、実際に新卒フリーランスになってみると、初めて現実を知ることになります。例えば、次のような感じです。
・命令されないが、自分で仕事を取る必要がある
・自由に働けるぶん、自己管理が重要になる
・人間関係が存在しないぶん、孤独を感じやすい
甘い夢ばかりを抱いていると、「こんなはずじゃなかった…」と苦しむことになる人も少なくないのです。
このように、想像と現実のギャップを痛感することも、失敗する新卒フリーランスの末路の1つです。
就職を試みても新卒よりは不利になる
フリーランスとして失敗してから就職しようとしても、新卒よりは確実に不利となります。
なぜなら、就職活動において、以下のような扱いを受けるからです。
新卒フリーランスの扱いは、基本的に「学校を卒業した後に就職しないでフリーターだった人」と同じです。
つまり、「社会経験がない人」として扱われるのです。

しかしそれでも、「全く就職できない」ということはありません。特に20代の若いうちであるほど、働き口はちゃんと見つかります。
ただし、条件や選択肢が狭まることは確実です。このことは、必ず頭に入れておいてください。
このように、就職しようにも新卒より不利になることも、失敗した新卒フリーランスの末路です。
新卒フリーランスの末路で失敗する甘い人の特徴
過去の自分も含め、新卒フリーランスで失敗を経験する人は多いです。
ここからは、そんな甘い人の特徴を解説します。
・フリーランスに夢だけを抱いている
・自己管理ができない
・スキルだけを高めている
それぞれについて、ここから詳しく解説していきます。
フリーランスに甘い夢だけを抱いている
失敗する甘い新卒フリーランスの特徴、1つ目は夢だけを抱いていることです。
就職しない道を選ぶ新卒は、会社員に対するネガティブなイメージが強いです。例えば、次のようなものです。
・会社の歯車
・上司の言いなり
・面倒な人間関係
一方で、フリーランスという生き方に対しては、以下のような甘いイメージだけを持っている人が多いです。
・自由
・誰にも縛られない
・付き合う人を選べる
しかし、「会社員は大変だけど、フリーランスが楽」という現実はありません。なぜなら、「お金を稼ぐ」ということに変わりはないからです。
甘いイメージばかりを抱いていると、現実とのギャップに押しつぶされることになります。

理想的なのは、学生時代からフリーランスとして活動することです。これなら、現実を体験した上での進路選択ができます。
このように、フリーランスに甘い夢だけを抱いて就職しない人は、失敗の末路を迎えやすいです。
自己管理ができない
失敗する甘い新卒フリーランスの特徴、2つ目は自己管理ができないことです。
フリーランスの魅力に、その自由度の高さがあります。例えば、次のようなものです。
・出社をする必要がない
・働く時間が決まっていない
・誰かに命令されることはない
このように聞くと、良いことづくめのように思えます。しかし、これは裏を返せば「自分で自分を管理しなければならない」ということです。
僕も含め、ほとんどの人は自分に甘いです。よって、怠けすぎた結果として収入が減ったり、クライアントに迷惑をかけたりしてしまう場合もあります。
逆に、仕事を引き受けすぎてしまうこともあります。納期に間に合わなくなったり、体調を崩したりするのです。
ただ、意識すれば自己管理は確実にできるようになります。僕も、新卒の頃とは見違えるように仕事を進められるようになりました。
このように、自己管理ができないことも、新卒フリーランスが辿る失敗の末路の1つです。
スキルだけを高めている
失敗する甘い新卒フリーランスの特徴、3つ目はスキルだけを高めていることです。
「成功するためにはスキルが大切」と考えるフリーランスは多いです。そして、次のような行動に出ます。
・デザイナーとして活躍するため、イラストを学ぶ
・ライターとして活躍するため、ライティングを学ぶ
・エンジニアとして活躍するため、プログラミングを学ぶ
しかし残念ながら、収入が上がらないフリーランスばかりです。なぜなら、お金を稼ぐために必要なのは、高いスキルを持っていることではないからです。
例えば、家庭教師のアルバイトをする大学生をイメージしてみてください。学者や教授など、彼らよりも勉強ができる人はたくさんいます。
しかし、教える相手である中学生・高校生よりは、少しだけ勉強ができます。だからこそ、「先生」としてお金を稼ぐことが可能です。
つまり、フリーランスのスキルは、普通の人より一歩でも先を行っていれば十分なわけです。
それよりも大切なのは、「自分のスキルを必要としてくれる人に知ってもらうこと」です。
99%のフリーランスは、これを意識できていません。よって、ほとんど仕事の依頼をもらえず、収入も全く伸びていかないのです。
一方で、スキル自体は大したことがなくても、これができていれば多くの仕事をもらえます。
例えば僕の場合は、「ブログ」での発信に力を入れています。これにより、読者から仕事の依頼が毎日届く状態を作ることに成功しています。
(仕事の報酬が入金される様子)
ネットを使うことで、お金をかけることなく多くの人に自分を知ってもらえます。これからの時代のフリーランスには、必須となるスキルです。
多くの人に自分を知ってもらい、向こうから仕事の依頼が届くようにする方法は、以下のページですべて公開しています。
→準備中
このように、スキルだけを高めることも、就職しないで失敗する新卒フリーランスの特徴です。
就職しない新卒フリーランスの末路で失敗しても挽回は可能
ここまで、新卒フリーランスの失敗について書いてきました。
ただ、仮に失敗をしても、そこから挽回をすることは十分に可能です。例えば、次のような感じです。
・努力次第で、フリーランスとしての収入を伸ばせる
・新卒より選択肢は減るが、就職する先は十分にある
・一時的に実家に戻ったり、アルバイトをしたりして食いつなげる
世の中には、「就職しないで失敗したら人生は終わり」かのように言う人もいます。ただ、それはやったことない人が、イメージだけで決めつけていることです。
僕の知り合いでも「新卒フリーランスから5年間ほぼ収入ゼロだったが、今では年収1000万円を超えている人」なども存在します。

失敗をしたとしても、そこで終わりということは絶対にありません。
このように、新卒フリーランスで失敗の末路を辿っても、そこから状況を立て直すことはいくらでも可能です。
まとめ:就職しない新卒フリーランスの末路は失敗?甘い?
今回は、就職しない新卒フリーランスの末路について、実体験で解説してきました。
失敗する甘い人の末路としては、次のようなものがあります。
・収入が伸びない
・理想と現実のギャップを思い知る
・就職しようにも新卒より不利になる
これを回避するには、以下の3つの要素が必要です。
・フリーランスに甘い夢を抱かない
・自己管理を意識する
・スキルよりも自分を知ってもらう方法を意識する
ただし、仮に失敗したとしても、挽回することは十分に可能です。努力次第で売り上げを伸ばしたり、企業に就職したりすることもできます。
決して甘い道ではありませんが、覚悟があるなら挑戦するのは十分アリです。
僕が学生時代から最高月収50万円以上を達成し、新卒フリーランスから会社設立までに至った方法は、以下のページで無料公開しています。
→準備中
最後までお読みいただき、ありがとうございました。