・2022年以降のYouTubeで、がら空きの新ジャンルはどこ?
・YouTubeで未開拓の新ジャンル(=ブルーオーシャン)はないの?
・がら空きのブルーオーシャンがあれば知りたい!
YouTubeを攻略するとき、このように考える人は多いです。ライバルが少ないジャンルで勝負したいと考えるのは、当然と言えます。
しかしYouTubeでは、がら空きのジャンルを探そうとするほど失敗します。さらに言えば、そもそも探す必要すらありません。
今回の記事では、YouTubeで未開拓ジャンルを探すと失敗する理由を解説します。また、「正しいライバルとの戦い方」も教えます。
もくじ
未開拓・がら空きの新ジャンル(=ブルーオーシャン)を探すと失敗する理由2022
早速ですが、2022年以降のYouTubeで、未開拓・がら空きの新ジャンルを探すと失敗する理由を紹介します。
これは、以下の通りです。
・誰にも求められていない可能性が高い
・ライバルが多いとあなたも伸びる
・参考にするべき投稿者がいない
それぞれについて、ここから詳しく解説していきます。
そのジャンルが求められていない可能性が高い
1つ目は、そのジャンルが誰にも求められていない可能性が高いことです。
あなたが、仮に未開拓ジャンルを見つけたとします。このとき、次のように考えることが重要です。
そして、残念ながらこの答えは「過去に投稿した人が全く伸びなかったから」である可能性が高いです。
YouTubeは、非常に歴史の長いサービスです。1本目の動画は、2005年4月23日に投稿されました。
(YouTubeに投稿された最初の動画)
しかし、すでに時代は2022年です。開始から長い年月が経過し、YouTubeに動画を投稿した人は大量にいます。
多くの人が知恵をめぐらせ、未開拓の新ジャンルを探してきました。それにも関わらず、なぜ未だにライバルがいないのでしょうか。
もちろん、あなたが奇跡的に「誰もが求めているのに完全未開拓の新ジャンル」を見つけ出した可能性もゼロではありません。
ただ、そんなことができるのは限られた天才だけです。僕を含め、普通の人にそれができる可能性は極めて低いです。
以上のように、そのジャンルが視聴者に求められていない可能性が高いことも、YouTubeで未開拓の新ジャンルを探すと失敗する理由です。
ライバルと一緒に伸びる仕組み
2つ目は、YouTubeが「ライバルと一緒に伸びる仕組み」になっていることです。
最も分かりやすいのが、「関連動画」です。これは、ある動画を見ているときに、他の動画がおすすめされる仕組みのことです。
関連動画欄には、ジャンルが近い投稿ほど表示されやすいです。
つまり、あなたと同じジャンルで再生数を稼いでいる人が多いほど、あなたがそれを分けてもらえる確率も上がります。
僕も複数のチャンネルを運営していますが、関連動画を経由して得ている再生数は多いです。例えば、次のような感じです。
仮に、ライバルの再生回数の「1%」でも、あなたのものになるとします。
すると、ライバルの再生回数が増えるに比例して、あなたの再生数も伸びていきます。次のような感じです。
ライバル | あなた |
---|---|
1万回 | 100回 |
10万回 | 1000回 |
100万回 | 1万回 |
未開拓ジャンルでは、このように「ライバルの力を借りる」ということができません。全く新しい視聴者を、自ら呼び込む必要があるのです。
以上のように、YouTubeが「ライバルと一緒に伸びる仕組み」になっていることも、YouTubeで未開拓の新ジャンルを探すと失敗する理由です。
参考にできる投稿者がいない
3つ目は、参考にできる投稿者がいないことです。
よって、以下のような要素を、すべて自分で考えなければなりません。
・企画
・構成
・編集
もちろん、他のジャンルにいる投稿者を参考にすることはできます。しかし、自分のジャンルに当てはめる難易度は高いです。
一方で、ライバルが多いジャンルであるほど、彼らの投稿やデータを参考にできます。
・動画ごとの再生回数
・伸びる企画と伸びない企画の違い
・ジャンルにマッチした撮影の方法
多くの人は、「ライバルがいない=成功できる」と考えます。しかし、世の中はそう甘くはありません。
未開拓のジャンルであるほど、参考にできる相手がいません。「すべてを自分で考えなければいけない」というハードルが生まれるのです。
以上のように、すべてを自分で考える必要があることも、YouTubeで未開拓の新ジャンルを探すと失敗する理由です。
本当のブルーオーシャン!正しい未開拓ジャンルの探し方(2022)
それでは、2022年以降のYouTubeでは、強力なライバルと正面から戦うのが正解なのでしょうか。
実は、それも不正解です。正しいジャンルの探し方は、以下の通りです。
多くの人は、すでに開拓されたジャンルの「外」に、がら空きジャンルを探そうとします。そして、誰からも見てもらえません。
そうではありません。未開拓のジャンルは、開拓されたジャンルの「中」に存在するのです。
それでは、どのようにして「開拓されたジャンルの中の未開拓ジャンル」を探すのでしょうか。ポイントは、以下の3つです。
・ジャンルを狭める
・差別化をする
・広告以外で収益化する
それぞれについて、ここから詳しく解説していきます。
ジャンルを狭める
1つ目は、ジャンルを狭めることです。これにより、「求めている人はいるが未開拓」のジャンルを探すことができます。
例えば、「料理」という激戦ジャンルを狭めていくと、次のようになります。
料理チャンネル
↓(狭める)
スイーツ専門チャンネル
↓(狭める)
フレンチトースト専門チャンネル
もちろん、「スイーツ」や「フレンチトースト」というのは一例です。次のようにしても良いです。
料理チャンネル
↓(狭める)
中華料理専門チャンネル
↓(狭める)
餃子専門チャンネル
このように、絞れば絞るほどライバルが不在となります。また、関心を持たれやすく、再生数やチャンネル登録者も増えやすくなります。
例えば、あなたがフレンチトーストが好きだとします。このとき、以下のどのチャンネルに最も興味を持つでしょうか。
・料理専門チャンネル
・スイーツ専門チャンネル
・フレンチトースト専門チャンネル
このとき、圧倒的に「3」に強く興味を持つはずです。「まさに自分のためのチャンネルだ!」と感じるからです。
よって、狭めることで視聴者の数自体は減っても、伸びやすくなるのです。これは、すべてのジャンルにおいて同じです。
以上のように、すでに開拓されているジャンルを狭めることも、本当の意味でのがら空き・ブルーオーシャンを探す戦略の1つです。
メッセージや演者などで差別化する
2つ目は、差別化をすることです。ライバルと同じジャンルの中で、違いを作り出していきます。
例えば僕の場合、YouTubeの運用方法を教えるチャンネルを運営しています。
( )
このジャンルは「激戦」というほどでもないものの、複数のライバルが存在します。
そこで、しっかりと差別化を考えています。ライバルを観察していると、彼らが次のようなメッセージを発していることに気づきました。
そこで、僕はあえて次のようなメッセージを発しています。
同じ「YouTubeチャンネルの運営方法」というジャンルでありながら、正反対のメッセージを発しているわけです。
このことが、再生数やチャンネル登録者数の増加に繋がるのです。
また、メッセージだけではなく、演者の特性によっても差別化が可能です。例えば、次のようなものです。
・男性(女性)投稿者が多いジャンルで、女性(男性)として発信する
・若い投稿者が多いジャンルで、おじさん(おばさん)が発信をする
あなたも、メッセージや演者の特性などで、ライバルと差別化することができないかを考えてみてください。
以上のように、同じジャンルの中で差別化をすることも、本当の意味での未開拓ジャンル・ブルーオーシャンを探す戦略の1つです。
広告以外で収益化する
3つ目は、広告以外で収益化をすることです。これを出来ている人は非常に少ないため、がら空きのブルーオーシャンだと言えます。
「YouTubeで稼ぐ=広告収入」という考え方は、非常に根強いです。しかし、広告には極めて欠点が多いです。
・広告表示を開始できるまでの、チャンネル登録者数や再生時間のハードルが高い
・1再生あたり1円未満なので、収益が非常に伸びにくい
・YouTubeの規約変更で、急に広告を止められるリスクがある
このように、「労力の割に収入が低く不安定」なのが現実です。
しかし、YouTubeで収益を得る方法は、広告以外にもたくさんあります。これを使うことで、少ない再生回数でも大きく稼ぐことが可能です。
例えば、僕のチャンネルで最近月収20万円を突破したものがあります。ただ、以下のように極めて小規模なチャンネルです。
・動画本数は13本
・チャンネル登録者は297人
・すべての動画の再生数が1万回以下
この方法を学ぶことで、本来なら全く稼げないはずのジャンルで、まとまった収入を得ることが可能になります。
以上のように、広告以外で収益化をすることも、本当の意味での未開拓ジャンル・ブルーオーシャンを探す戦略の1つです。
まとめ:YouTubeで未開拓がら空き新ジャンルが失敗する理由2022(ブルーオーシャン)
今回の記事では、YouTubeで未開拓ジャンル・がら空きジャンルを探すと失敗する理由を解説しました。
その理由は、以下の通りです。
・2022年の時点で誰もやっていないということは、そのジャンルが求められていない可能性が高い
・YouTubeの仕組み上、ライバルと一緒に伸びていくことができる
・参考にすべき投稿者がおらず、全てを自分で考える必要がある
また、「激戦ジャンルの中から未開拓ジャンルを探す」という、正しいブルーオーシャン戦略もお伝えしました。
・ライバルよりもジャンルを狭める
・メッセージや演者などで差別化する
・広告以外で収益化をする
ぜひあなたも、本当の意味での「がら空きジャンル」を見つけ出し、YouTubeで大きく稼いでいってください。
僕の発信が、ほんの少しでも役に立てば嬉しいです。応援しています!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。