YouTubeに動画を投稿する上では、「身バレ」に注意する必要があります。身バレとは、住所・学校・勤務先などの、個人情報を特定されてしまうことです。
本人は大丈夫なつもりでも、思わぬ原因で身バレすることは多いです。気付いた時には、大変な事態になることもあります。
そこで今回の記事では、YouTuberの身バレの意外な原因を6つ紹介します。また、それらを防ぐ方法もお伝えします。
もくじ
発言からの身バレ(YouTuberの住所/個人情報特定)
YouTuberの身バレの原因のうち、代表的なものが「発言」です。
動画で話した内容が、個人情報の特定に繋がるのです。例えば、次のようなものです。
・僕は◯◯県に住んでるんですけど…
・結婚して、◯◯市に引っ越しました!
・家の近くのスーパー◯◯に来ています!
このような何気ない一言も、身バレに繋がります。よって、しないように気をつけてください。
収録した動画を投稿する前に、こうした発言をしていないかを必ず確認します。該当部分があれば、カットをするようにしてください。
なお、YouTubeで「生配信(=ライブ配信)」をする場合は、さらに注意を払う必要があります。
生配信の場合、発言内容が即座に公開されます。通常の撮影と違い、「投稿する前に発言をカットする」ことができないのです。
以上のように、発言から住所や個人情報を特定されることも、YouTuberの身バレの原因の1つです。
映像からの身バレ(YouTuberの住所/個人情報特定)
YouTuberの身バレの原因、2つ目は「映像」です。
何気ない映像の中にも、個人情報の特定に繋がる情報が含まれるものです。例えば、次のような事例があります。
1:宅急便で届いた荷物が映っており、そこに住所が記載されている
2:窓の外に映っている建物から、住所を特定される
3:制服やバッグが背景に映っており、学校を特定される
特に、「2」のような事例はとても多いです。
現在は、Google Mapなどの地図アプリが発達しているため、非常に住所を特定されやすくなっています。
「窓からこの角度でこの建物が映っていることは…」というように、簡単に特定されてしまうのです。
以上のように、映像に含まれる情報から住所や個人情報を特定されることも、YouTuberの身バレの原因の1つです。
本名からの身バレ(YouTuberの住所/個人情報特定)
YouTuberの身バレの原因、3つ目は「本名」です。
本名を公開している場合、ネットでそれを検索され、個人情報の特定に繋がるケースがあります。
・Facebookアカウントが見つかる
・学生時代の部活動における、大会入賞歴が見つかる
・勤務先のホームページの「新入社員インタビュー」が見つかる
本名を明かすことを考えている場合、事前に自分の名前をネットで検索してみてください。
そして、住所・学校・勤務先など、個人情報の特定に繋がるものが表示されないかを確認してください。
もし特定に繋がる情報が表示されるなら、本名の公開には慎重になった方が良いです。
以上のように、本名を検索されて住所や個人情報を特定されることも、YouTuberの身バレの原因の1つです。
自宅の特徴からの身バレ(YouTuberの住所/個人情報特定)
YouTuberの身バレの原因、4つ目は「自宅の特徴」です。
動画の撮影を、自宅で行う人は多いです。以下のような要素が特徴的だと、特定に繋がる場合があります。
・窓の形
・壁紙の模様
・クローゼットの色
特に、オシャレな特徴を持つ家に住んでいる場合、それを映したくなるものです。しかし、これが身バレに繋がってしまうのます。
また、自宅のさまざまな箇所を使った撮影をするのも危険です。例えば、次のような感じです。
・自室でメイク動画を撮影
・キッチンで料理動画を撮影
・リビングでペット動画を撮影
すると、家全体の間取りがバレてしまいます。
そして、不動産会社のサイトから、建物を特定されるリスクがあります。
また、以下のように気づく視聴者もいるかもしれません。
・前に住んでたマンションだ!
・友達のマンションと同じ間取りだ!
これを防ぐためには、なるべく自宅の一箇所で撮影することです。
例えば、寝室なら寝室、リビングならリビングと決めます。毎回同じアングルに固定できると、理想的です。
また、窓・壁紙・クローゼットの色などが特徴的である場合、その箇所が映像に入らないように注意してください。
以上のように、自宅の特徴から住所や個人情報を特定されることも、YouTuberの身バレの原因の1つです。
撮影場所からの身バレ(YouTuberの住所/個人情報特定)
YouTuberの身バレの原因、5つ目は「撮影場所」です。
これは自宅ではなく、外で撮影する場合に注意を払う必要があります。
例えば、同じ公園でよく動画を撮影しているとします。
すると、そこを知る視聴者から「◯◯公園の近くに住んでいるのでは?」と、住所を特定されやすくなります。
対策としては、以下の2つがあります。
・特徴のない場所で撮影する
・その場所特有の要素を映さない
例えば公園なら、なるべく「どこにでもあるような公園」で映すようにします。また、「その公園にしかない特徴的な形のブランコ」などが映らないようにします。
ちなみに、旅行先での動画であれば、撮影場所を特定されても問題ありません。その近くに住んでいるわけではないため、住所の特定には繋がりません。
以上のように、撮影場所から住所や個人情報を特定されることも、YouTuberの身バレの原因の1つです。
声からの身バレ(YouTuberの住所/個人情報特定)
YouTubeでは、「声」からの身バレを心配する人もいます。
ただ、声だけで身バレする確率はゼロに等しいです。その理由は、以下の通りです。
・似たような声の人はたくさんいる
・声だけで、個人情報を特定する方法は存在しない
・あなたの声を知る人から、動画を見られる確率は低い
これについては、以下の記事でも詳しく解説しています。
【関連記事】YouTubeの声出しはリスク?声だけでバレるか実体験で解説
以上のように、YouTuberが声から身バレする確率は、ゼロに等しいです。
まとめ:YouTubeの身バレ/住所/個人情報特定の原因6選&対処法
今回の記事では、YouTuberの身バレの原因を6つ紹介しました。また、それらを防ぐ方法もお伝えしました。
まとめると、次の通りとなります。
・発言からの身バレ
・映像からの身バレ
・本名からの身バレ
・自宅の特徴からの身バレ
・撮影場所からの身バレ
自分では気づかないような要素から、住所や個人情報の特定に繋がることもあります。ぜひ、注意してくださいね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。