YouTubeインプレッションのクリック率とは?目安平均&上げ方【5%は低い?20%は?】下がるのは当たり前

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YouTubeを伸ばすために重要な指標に、「インプレッションのクリック率」という数字があります。

簡単に言うと、動画のサムネイルがクリックされた確率を表す数字です。

今回の記事では、インプレッションのクリック率について、平均的な目安・目標値も含めて解説します。

また、数値が下がる場合や、低い場合の上げ方についても伝授します。

YouTube「インプレッションのクリック率」とは?

YouTubeの「インプレッションのクリック率」とは、以下のような意味です。

インプレッションのクリック率とは:

動画のサムネイルが表示された回数に対して、それがクリックされた確率

「インプレッション」とは、「表示」のことです。ここでは、動画のサムネイルが表示されることを表します。

「サムネイル」とは、動画の内容を表す一枚の画像のことです。ちょうど、以下の画像で赤く囲んだものがそれに該当します。

図:サムネイル(赤く囲んだ部分が該当)

「クリック」とは、動画を再生するためにサムネイルを「押す」動作のことです。

スマホなら指で、パソコンならマウスでクリックするのが一般的です。

YouTubeラボ:武藤
YouTubeラボ:武藤
スマホでは「クリック」ではなく「タップ」という言葉が使われるのが一般的ですが、これも「クリック数」として数えられます。

インプレッションのクリック率は、以下のように計算されます。

インプレッションのクリック率 = クリック数 ÷  インプレッション数

例えば、サムネイルが200回インプレッション(=表示)され、10回クリックされたとします。

この場合、インプレッションのクリック率は以下のように計算できます。

10 ÷  200 = 5%

この数字を把握することで、「動画のサムネイルを見た人のうち、実際に再生してくれた視聴者の割合」が分かります。

当然ながら、クリック率が低いと再生回数も伸びません。逆に、クリック率を上げることができれば、そのぶん再生回数を伸ばすことができます

以上のように、インプレッションのクリック率とは、動画のサムネイルが表示された回数に対して、それがクリックされた確率を表す数字です。

「インプレッションのクリック率」平均目安・目標は5%〜10%

それでは、この「インプレッションのクリック率」の平均となる目安や、目標値はどれくらいなのでしょうか。

結論から言うと、以下の通りです。

インプレッションのクリック率の平均目安

・投稿直後は10%〜20%

・その後は5%〜10%

よって、投稿直後は10%、その後は5%を目標にすると良いです

質問です!どうして投稿直後の方がクリック率が高い傾向にあるんですか?
YouTube初心者
YouTube初心者
YouTubeラボ:武藤
YouTubeラボ:武藤
投稿直後の動画は「すでにあなたの動画を見たことがある人」にインプレッションされるからです。

YouTubeの仕組み上、投稿直後の動画はまず「過去にあなたが投稿した別の動画を視聴してくれた人」にインプレッションされます。

「◯◯さんの動画だ!」と思ってもらいやすいので、投稿直後はクリック率が高くなる傾向があります

確かに、全く知らない人の動画より、前に見たことがある人の動画をクリックすることが多いですよね。
YouTube初心者
YouTube初心者
YouTubeラボ:武藤
YouTubeラボ:武藤
その通りです。だからこそ、投稿直後の方が圧倒的にクリック率が高くなりやすいんです。

その後、あなたの動画を見たことがない視聴者にもインプレッションされることが増えていきます。すると、クリック率は徐々に低くなります

以上のように、インプレッションのクリック率の平均目安は5%〜10%です。よって、これを目標にしてください。

「インプレッションのクリック率」が下がるのは当たり前

僕はYouTubeのスクールを運営していますが、「インプレッションのクリック率が下がるのだがどうしたらいいか」という相談をよくされます。

心配な気持ちはよく分かります。ただ、上の見出しで説明した「YouTubeの仕組み」を理解していれば、これは当然のことだと理解できます

インプレッションのクリック率が徐々に下がる理由

YouTubeでは、新しく投稿した動画はまず「すでにあなたの動画(=過去に投稿したもの)を見たことがある人」にインプレッションされる。

その後少しずつ、「まだあなたの動画を1つも見たことがない人」にインプレッションされるようになる。

あなたの動画を見たことがある人よりも、ない人にクリックしてもらう方が難しいため、当然クリック率は少しずつ下がっていく。

よって、何も心配することはありません。むしろ、クリック率がずっと高い状態のままということは、あり得ないのです。

YouTubeラボ:武藤
YouTubeラボ:武藤
例外は「後からサムネイルやタイトルを変更してクリック率が下がった」というケースです。この場合は、元に戻すとクリック率が回復します。

このように、インプレッション数のクリック率が徐々に下がるのは、YouTubeの仕組みから考えて当たり前のことです。

「インプレッションのクリック率」が低い!上げ方を徹底解説

ここからは、インプレッションのクリック率が低いと感じる場合の「上げ方」を紹介します。

これには、以下の5つがあります。

・チャンネル全体のテーマを絞る

・既存の視聴者が興味を持つ内容にする

・タイトルを改善する

・サムネイルを改善する

・チャンネル名を改善する

それぞれについて、ここから詳しく解説していきます。

チャンネル全体のテーマを絞る

1つ目の上げ方は、チャンネル全体のテーマを1つに絞り、それに沿った動画だけを投稿することです。

これができているほど、投稿直後のクリック率が上がりやすくなります。

動画のテーマの例

・彼女の作り方

・ゲーム「◯◯」の実況

・仙台の美味しいラーメン屋

例えば、動画のテーマを「彼女の作り方」に絞り、それに沿う動画だけを投稿していきます。

すると、視聴者は「彼女の作り方」に興味がある人だけに限定されます。

そこに、「彼女の作り方」に関する新たな動画を投稿すれば、その人たちにインプレッションされます。この結果、クリック率が高くなるのです。

いろんなテーマの動画を投稿しようとしてましたけど、絞ることが大切なんですね。
YouTube初心者
YouTube初心者
YouTubeラボ:武藤
YouTubeラボ:武藤
その通りです。チャンネルのテーマを絞るほど、投稿直後のクリック率は高くなります。

逆に、動画のテーマがバラバラになるほど、視聴者の興味もバラバラになります。すると、どんな動画を投稿しても、クリック率が低い状態になってしまうのです。

このように、チャンネル全体のテーマを絞ることも、「インプレッションのクリック率」の上げ方の1つです。

既存の視聴者が興味を持つ内容にする

2つ目の上げ方は、既存の視聴者が興味を持つ内容を投稿することです。

何度も書いた通り、投稿直後の動画は既存の視聴者にインプレッションされます。彼らに興味を持たれない限り、クリック率は低い状態になってしまいます。

既存の視聴者が興味のない動画をアップしてしまう例

・今まで「彼女の作り方」を投稿してきたのに、「料理の作り方」を投稿する

・今まで「彼女の作り方」を投稿してきたのに、「ゲーム実況動画」を投稿する

・今まで「彼女の作り方」を投稿してきたのに、「芸能人のスキャンダル情報」を投稿する

これを防ぐためにも、今までチャンネルで取り上げてきたテーマに沿った動画を投稿するようにしてください。

今までの視聴者の興味から、少しでもズレたらNGなんですね。
YouTube初心者
YouTube初心者
YouTubeラボ:武藤
YouTubeラボ:武藤
その通りです。視聴者は「自分の興味があるテーマの動画」しかクリックしてくれません。

このように、既存の視聴者が興味を持つ内容を投稿することも、「インプレッションのクリック率」の上げ方の1つです。

タイトルを改善する

3つ目の上げ方は、タイトルを改善することです。これにより、動画に対する興味を引くことができます。

例えば、以下の「A」「B」というタイトルがあったとき、どちらをクリックしたいと思うでしょうか。

A:インプレッションのクリック率の上げ方

B:インプレッションのクリック率を爆増させる5つの法則

おそらく、ほぼ全員が「B」を選ぶはずです。このように、ただ動画の中身を表すだけではなく、気になってしまうタイトルの付け方を意識してください

以上の通り、タイトルを改善することも、「インプレッションのクリック率」の上げ方の1つです。

サムネイルを改善する

4つ目の上げ方は、動画のサムネイルを改善することです。

これには、他人のサムネイルを研究することが役に立ちます。普段YouTubeを見るときに、「自分はどうしてこの動画をクリックしたのか」を考えてみるのです。

すると、クリックしたくなるサムネイルの共通点が見えてきます。

このように、動画のサムネイルを改善することも、「インプレッションのクリック率」の上げ方の1つです。

チャンネル名を改善する

5つ目の上げ方は、チャンネルの名前を改善することです。なぜなら、チャンネルの名前も、インプレッション時に表示されるからです。

このとき重要なのは、チャンネル名だけで「何をテーマにしたチャンネルなのか」が伝わるようにすることです。

例えば、以下のようなものはNGです。

・佐藤一朗

・たろうチャンネル

・いろいろマーケット

このように、チャンネルの名前を改善することも、「インプレッションのクリック率」の上げ方の1つです。

まとめ:YouTubeインプレッションのクリック率とは?目安平均&上げ方

今回の記事では、インプレッションのクリック率とは何かや、平均的な目安・目標値、その上げ方を解説しました。

まとめると、次の通りです。

インプレッションのクリック率とは、動画のサムネイルが表示された回数に対して、それがクリックされた確率のこと

インプレッションのクリック率の平均目安は、5〜10%なので、これを目標にすると良い

動画のジャンルや内容、タイトル、サムネイル、チャンネル名を改善することで、クリック率を上げることができる

僕の発信が、ほんの少しでも役に立てば嬉しいです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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