この記事で解決すること
・YouTubeのハッシュタグって効果あるの?
・YouTubeのハッシュタグの付け方(PC・スマホ)を知りたい!
・タイトルの上や説明欄など、おすすめの入れ方を教えて欲しい!
YouTubeには、「ハッシュタグ」と呼ばれる機能があります。
正しい付け方をすることで、動画やチャンネルの人気を上昇させることが可能です。
しかし、正しい使い方ができている投稿者は1割もいません。これは、非常にもったいないことです。
今回の記事では、YouTubeにおける「ハッシュタグ」の効果や、おすすめの付け方・入れ方を一覧で紹介します。
▼▼YouTube動画版はこちら▼▼
もくじ
YouTubeのハッシュタグとは?意味を解説
ハッシュタグとは、先頭に「#(ハッシュ)」と呼ばれる記号が付いた言葉(=キーワード)のことです。
例えば、次のようなものです。YouTubeを使う人なら、必ず一度は目にしたことがあると思います。
1つの単語から構成されるものもあれば、複数の単語を組み合わせたものもあります。あるいは、文章形式のものもあります。
ハッシュタグの例
#料理
#ダイエットレシピ
#チャンネル登録者の増やし方
ハッシュタグは、投稿の内容を一言で表すために使われるものです。
例えば、料理の動画には「#料理」というハッシュタグが使われることがあります。
YouTubeのチャンネル登録者の増やし方を解説した動画には、「#チャンネル登録者の増やし方」というハッシュタグが使われることがあります。
例:ハッシュタグ「#料理」がついた動画一覧
ハッシュタグは、YouTube特有の仕組みではありません。
「ツイッター」「インスタグラム」「ティックトック」など、他のSNSにもあるものです。
先頭の記号「#」は、日本では「シャープ」と呼ばれることがよくあります。
実際、「ハッシュタグとは先頭にシャープがついたものです」という趣旨の説明をしているサイトや動画は多いです。
しかし、厳密にはハッシュ(#)とシャープ(♯)は全くの別物です。
「シャープ」と「ハッシュ」の違い
シャープ(♯):音楽の楽譜で使われる、「半音上げる」を意味する記号
ハッシュ(#):電話番号など、それに続く数字が何らかの番号であることを示す役割の記号
例えば、「ドレミファソラシド」の「ド」にシャープ(♯)をつけて「ド♯」と記載すると、「ドから半音上げる」という意味になります。
ハッシュは、「#09012345678」などと記載することで、それが電話番号であることを表します。
よく見ると、記号の書き方も違います。シャープ(♯)の横線が斜め上に上がっているのに対し、ハッシュ(#)の横線は平行です。
YouTubeの仕組み上、ハッシュタグは必ず青色で表示されます。例えば、下の画像で赤く囲った部分のような形です。
逆に、青色にならない部分は、YouTubeからハッシュタグとして認識されていません。
以上のように、ハッシュタグは投稿の内容を表すために使われる、「#」から始まるキーワードのことです。
【勘違い多数】それはハッシュタグではない!
なお、ハッシュタグとよく混同・勘違いされるものとして、「タグ」があります。念のため、これについても取り上げます。
紛らわしいのですが、「タグ」と「ハッシュタグ」とは全く異なるものです。
タグの一例(注:ハッシュタグではない)
「タグ」とは、YouTube側に動画の内容を伝えるために、動画に設定できる説明的な言葉のことです。
【参考記事】タグとは?
今回紹介するハッシュタグに対して、タグには以下のような特徴があります。
「ハッシュタグ」に対する「タグ」の特徴
・ハッシュ記号(#)は使用されない
・動画視聴者からは見えない
・投稿者側にしか見えない
「タグ」は「ハッシュタグを省略した言い方」ではありません。繰り返しになりますが、完全に別物です。
混同してしまうと、付け方・使い方を間違える原因になるので、注意してください。
YouTubeの動画を投稿する際や、編集する際の画面には、「タグ」の入力欄が表示されます。以下のようなものです。
動画投稿者の中には、「ここにハッシュタグを入力すればいいんだ」という勘違いをする人が少なくありません。
しかし、これは「タグ」の入力欄であり、「ハッシュタグ」の入力欄ではありません。
これについては、以下の記事でさらに詳しく解説しています。ご参考になれば嬉しいです。
→
YouTubeハッシュタグの効果一覧
次に、YouTubeハッシュタグの効果を一覧で解説します。具体的には、次の通りです。
YouTubeハッシュタグの効果一覧
・ハッシュタグ検索に表示される
・視聴者に向けたお知らせができる
・検索、関連動画、ホーム画面に表示されやすくなる
それぞれについて、ここから詳しく解説していきます。
効果1:ハッシュタグ検索に表示される
1つ目の効果は、「ハッシュタグ検索」で、自分の動画が表示されるようになることです。
ハッシュタグ検索とは、その名の通り「ハッシュタグを使って検索すること」を表します。
これには、以下の2パターンの方法があります。
ハッシュタグ検索の方法(1)
検索バーに「#」から始まる形で、ハッシュタグを入力して「検索」ボタンを押す。
例えば、「#料理」というハッシュタグを検索したい場合、YouTubeの検索バーに「#料理」と入力して、検索ボタンを押す。
ハッシュタグ検索の方法(2)
YouTube上にすでに表示されているハッシュタグをクリック(=タップ)する
例えば、YouTube上に「#ブログ」と表示されているハッシュタグをクリックするだけで、「#ブログ」を検索できる。
ハッシュタグ検索をすると、該当するハッシュタグを含む動画が一覧で表示されます。
例えば、「#料理」というハッシュタグを検索すれば、「#料理」というハッシュタグを含む動画が表示されます。
例:ハッシュタグ「#料理」の検索結果
逆に言えば、あなたが投稿する動画にハッシュタグをつければ、そのハッシュタグが検索された際に表示される可能性が出てくるのです。
以上のように、ハッシュタグ検索に表示されて再生数が伸びやすくなるのも、効果の1つです。
効果2:視聴者に向けたお知らせができる
2つ目の効果は、視聴者に向けたお知らせができることです。
例えば、以下の動画では「概要欄で非公開動画7本をプレゼント中です」と、ハッシュタグを使ってお知らせをしています。
他にも、以下のようなお知らせが考えられます。
ハッシュタグを使ったお知らせの例
#ファンクラブ入会者募集中
#セミナーのお申し込みは8月7日まで
#ダイエットに関するご相談は概要欄から
これは、「動画の内容を一言で表す」という、ハッシュタグ本来の役割とは異なる使い方です。
ただ、最近ではこのような使い方をする投稿者が増えています。なぜなら、非常に目立つからです。
ハッシュタグは、動画タイトルの上(下に表示される場合もある)という、視聴者の目に留まりやすい位置に表示されます。
また、他のあらゆる文字と違い、必ず青色で表示されて目立ちます。よって、お知らせに使うにはピッタリなのです。
通常、YouTubeで視聴者に向けたお知らせをしたい場合、「概要欄(=説明欄)」が使われることが多いです。
概要欄とは:
動画の概要(=説明)を文章で掲載できる場所のこと。
PC版では、再生中の動画タイトルの下に表示される。
スマホ版では、再生中の動画タイトルをタップ(=クリック)すると表示される。
このため、「ハッシュタグを使わなくても、概要欄でお知らせをすれば良いのでは?」と考える人はたくさんいます。
ただ、概要欄はハッシュタグと比べると、圧倒的に目立ちにくいです。
例えば、スマホ版YouTubeアプリでは、視聴者がタイトルをタップしない限り、読むことができない仕組みになっています。
PC版でも、最初から表示されるのは冒頭の2行だけです。「もっと見る」を押さないと、続きは表示されません。
また、文字もすべて黒色で表示され、色を付けて目立たせることも不可能です。
こうした点を考えると、概要欄よりもハッシュタグの方が圧倒的に目立ちます。このため、お知らせをする手段として最適なのです。
以上のように、視聴者に向けたお知らせができるのも、YouTubeハッシュタグの効果の1つです。
効果3:通常の検索結果・関連動画・ホーム画面に表示されやすくなる
3つ目の効果は、検索結果・関連動画・ホーム画面など、YouTube上のあらゆる場所に表示されやすくなることです。
検索結果
何らかの言葉(=キーワード)を検索した際に表示される画面のこと。
関連動画
現在再生中の動画の隣(PC版は右側、スマホ版は下側)に表示される、YouTubeが自動でおすすめしてくれる動画のこと。
ホーム画面
YouTubeのアプリまたはサイトを開くと、最初に表示される画面のこと。
あなたの動画の存在に気づく人が増えて、再生数が伸びやすくなります。
この理由を理解するためには、ある前提知識が必要です。それは、YouTubeにおける「投稿した動画が表示されるまでの流れ」です。
重要:投稿した動画が表示されるまでの流れ
1:YouTubeが動画の内容を理解する
2:その内容に興味がありそうな人に向けて表示させる
例えば、あなたが「餃子の作り方」に関する動画を投稿したとします。
この場合は、次のようになります。
1:YouTubeがあなたの動画の内容を「餃子の作り方」だと認識する
2:「餃子の作り方」に興味がありそうな人に向けて表示させる
「1」において、YouTubeは投稿者が動画に対して設定した「メタデータ」を参考にします。
メタデータとは、「対象となるものを説明するデータ」という意味です。YouTubeにおいては、次のようなものになります。
YouTubeにおけるメタデータ
・タイトル
・サムネイル
・概要欄
・タグ
・ハッシュタグ
つまり、YouTubeは動画の内容を判断する際に、ハッシュタグを参考にするということです。
私たち人間の感覚だと、「動画の内容なんて見れば簡単に分かるではないか」と思うかもしれません。
しかし、YouTubeのAI(人工知能)はそうではありません。動画に写っている内容を、完全には理解できないのです。
YouTubeに内容が伝わりやすくなることで、検索結果・関連動画・ホーム画面に動画が表示されやすくなります。
例えば、あなたの動画が「餃子の作り方」であると伝わると、以下のような「餃子の作り方」に興味がある人が見ている場所に表示されやすくなるのです。
・「餃子 作り方」などのキーワードの「検索結果」
・他の人が投稿した、餃子を作る動画の「関連動画」
・普段、料理の動画をよく見る人の「ホーム画面」
当然、あなたの動画を必要とする人たちの目に留まる機会も増えます。よって、再生回数も増えていくのです。
以上のように、通常の検索・関連動画・ホーム画面に表示されやすくなるのも、YouTubeハッシュタグの効果の1つです。
ハッシュタグを挿入できる3つの場所一覧
自分の投稿する動画に対しては、ハッシュタグを以下の3通りの場所に入力できます。
1:タイトルの上
2:概要欄
3:タイトル欄
それぞれ、具体的なイメージをお見せします。
1:タイトルの上
赤く囲った部分のように、ハッシュタグを動画タイトル上に表示させることができます。
これは、YouTubeの視聴者が最も多くハッシュタグを目にする場所です。
スマホ版では、機種や環境によってタイトルの「下」に表示されることもあります。
2:概要欄(=説明欄)
概要欄は、動画の概要を文章で説明するために使われる欄のことです。ここにハッシュタグを追加できます。
スマホ版のYouTubeアプリでは、動画のタイトルをタップ(=クリック)すると、その動画の概要欄が表示されます。
3:タイトルの中
ハッシュタグは、先ほどお見せした動画タイトルの「上」だけでなく、タイトルの一部として表示させることも可能です。
挿入場所としては、これまで紹介した「タイトル上」「概要欄」の2つが圧倒的に主流です。タイトルの中に入れる人はほとんどいません。
ただ、「タイトルにもハッシュタグを入れることができる」ということは覚えておいてください。
以上の通り、ハッシュタグは「タイトルの上」「概要欄」「タイトルの中」の3箇所に挿入できます。
YouTubeハッシュタグはどこに入れる?
ここからは、動画に表示させたいハッシュタグを、どこに入力すれば良いのかを解説します。
これは、「概要欄」と「タイトル欄」のどちらかです。次のように、表示させたい場所によって、2パターンに分かれます。
「タイトルの上」または「概要欄」に表示させたい
→「概要欄」にハッシュタグを入力する
「タイトルの中」に表示させたい場合
→「タイトル欄」に入力する
ここでのポイントは、ハッシュタグを「タイトルの上」に表示させたい場合も、「タイトル欄」ではなく「概要欄」に入力する、という点です。
タイトルの上とは、次のような場所です。
普通の感覚だと、「タイトルの上に表示させたいのだから、タイトル欄に入力すればいいのでは?」と考えてしまいがちです。
しかし、タイトル欄に入力した場合、ハッシュタグは「タイトルの一部」として表示されてしまいます。
タイトル欄にハッシュタグを入力した場合の表示
これは、タイトル欄に「#タイトルにハッシュタグをつけてみた」というハッシュタグを挿入した場合の表示です。
タイトルの「上」ではなく、タイトルの一部として表示されてしまうことが分かります。
この点を勘違いしてしまう人は多いので、気をつけてください。
タイトルの上に表示させたい場合、ハッシュタグは「概要欄」に入力するのが正解です。紛らわしいですよね。
💡ポイント💡
タイトルの上には、概要欄に入力したハッシュタグのうち、「先頭から3つ」までが表示される仕組みです。
ここでは仮に、5つのハッシュタグを概要欄に入力した場合を考えます。
例えば、以下のように「#料理」「#テスト」「#こんにちは」「#ハッシュタグ」「#わーいわーい」という順番で入れてみます。
すると、概要欄には、入力したハッシュタグがすべて表示されます。
以下のように、「#料理」「#テスト」「#こんにちは」「#ハッシュタグ」「#わーいわーい」がすべて表示されます。
しかし、タイトルの上には、冒頭から数えて3つのハッシュタグ「#料理」「#テスト」「#こんにちは」だけが表示されます。
4つ目以降の「#ハッシュタグ」「#わーいわーい」は、出てきません。
このような仕組みであるため、ハッシュタグをタイトルの上に表示させたい場合も、概要欄に入力する必要があるのです。
以上の通り、ハッシュタグを表示させたい場合、「概要欄」または「タイトル欄」への入力を行います。
YouTubeハッシュタグの具体的な付け方・入れ方(PC版)
ここでは、パソコンでYouTubeの動画にハッシュタグを挿入するための、具体的な操作方法を解説します。
ハッシュタグは、新しく動画を投稿する際にも設定できます。また、過去に投稿した動画に、後から追加することも可能です。
それぞれについて、ここから実際の画面をお見せしながら、詳しく解説していきます。
新しく動画を投稿する際の設定方法
まずは、あなたが新しく動画を投稿する際、そこにハッシュタグを設定する方法から解説します。
動画をアップロードする際、「タイトル」と「概要欄(=説明欄)」を入力する画面が表示されます。次のようなものです。
タイトルの「中」にハッシュタグを入れたい場合は、次の画像で赤く囲った「タイトル」の欄をクリックします。
そして、半角のハッシュ記号(#)から始まる形でハッシュタグを入力します。
概要欄(=説明欄)にハッシュタグを入れたい場合は、下の画像で赤く囲った「説明」の欄をクリックします。
そして、半角のハッシュ記号(#)から始まる形でハッシュタグを入力します。
ハッシュタグを入力する位置は、タイトル欄・概要欄ともに冒頭・中盤・最後など、どこでも構いません。
ここでは例として、概要欄に「#料理」「#テスト」「#こんにちは」「#ハッシュタグ」「#わーいわーい」という5つのハッシュタグを入力してみました。
この時点では、YouTubeからハッシュタグとして認識されている場合でも、青色で表示されることはありません。
動画のアップロードが完了すると、以下のように「タイトルの上」と「概要欄」の2箇所にハッシュタグが青色で表示されます。
先ほども解説した通り、概要欄に入力したハッシュタグのうち、先頭の3つがタイトルの上にも表示される仕組みです。
今回の例で言えば、概要欄に入力した5つのうち、タイトルの上には最初の3つ(「#料理」「#テスト」「#こんにちは」)だけが表示されています。
逆に、概要欄には入力したハッシュタグがすべて表示されます。以下の通りです。
以上が、パソコンでYouTubeに動画をアップロードする際の、ハッシュタグの付け方・入れ方の操作方法です。
過去に投稿した動画への設定方法
続いて、過去に投稿した動画のハッシュタグを、パソコンから追加または編集する場合の操作方法を解説します。
まずは、画面右上にある、自分のアイコンをクリックします。次の画像で赤く印をつけたような、円形のものです。
次のようなメニューが表示されます。その中にある、赤く印をつけた「YouTube Studio」をクリックします。
すると、次のような画面になります。左側にある「コンテンツ」という箇所をクリックします。
画面の横幅によっては、「コンテンツ」という文字列が出てこない場合もあります。
この場合は、下の画像で赤く囲った部分にある、再生マーク(「▶︎」のようなもの)をクリックします。
すると、画面が切り替わります。
過去に投稿した動画が一覧で表示されるので、ハッシュタグを入れたいものにマウスカーソルを合わせます。
カーソルを合わせると、その動画のタイトル下に「鉛筆マーク」が表示されるので、それをクリックします。次の画像で赤く囲った部分です。
すると、「動画の詳細」というページが表示されます。このページで、ハッシュタグを追加・編集します。
タイトルの中に入れたい場合は「タイトル欄」に、タイトルの上・概要欄(=説明欄)に入れたい場合は「説明」と書かれた欄に、ハッシュタグを入力します。
入力の方法は、先ほど紹介した「新しく動画を投稿する場合」と変わりません。
ハッシュタグの入力が完了したら、画面右上にある「保存」をクリックします。次の画像で赤く囲んだ部分です。
以上で、ハッシュタグが動画に反映されます。
以上が、過去に投稿した動画のハッシュタグを、PC(パソコン)で追加・変更する方法です。
うまくいかない場合は、以下の記事も参考にしてみてください。
【参考記事】YouTubeタグ&ハッシュタグが表示されない!反映されない原因7選|タグ付けできない・つかない理由とは
YouTubeハッシュタグの具体的な付け方・入れ方(スマホ版)
次に、スマホでハッシュタグを付ける方法について解説します。
新しく動画を投稿する際の設定方法
動画をアップロードする際、「タイトル」と「概要欄(=説明欄)」などを入力する画面が表示されます。次のようなものです。
タイトルの中にハッシュタグを入れたい場合は、下の画像で赤く囲った「タイトル」の欄をクリックします。
そして、半角のハッシュ記号(#)から始まる形でハッシュタグを入力してください。
概要欄(=説明欄)やタイトルの上にハッシュタグを表示させたい場合は、下の画像で赤く囲った「説明」の欄をクリックします。
すると、次のように画面が切り替わります。
ここに、半角のハッシュ記号(#)から始まる形でハッシュタグを入力します。
ここでも、先ほどPC版の例と同様、「#料理」「#テスト」「#こんにちは」「#ハッシュタグ」「#わーいわーい」と入力してみました。
ハッシュタグの入力が終わったら、戻るボタン「<」をタップします。
下の画像で赤く囲った部分です。
動画のアップロードが完了すると、ハッシュタグが動画に反映されます。
以上が、新たに投稿した動画に、スマホからハッシュタグを付ける操作方法です。
過去に投稿した動画への設定方法
続いて、過去に投稿した動画に対して、スマホでハッシュタグを追加・変更する操作方法を解説します。
画面右下に表示される、「ライブラリ」をタップ(=クリック)してください。
下の画像で赤く囲った部分です(動画の再生中には表示されません)。
画面が切り替わったら、下の画像で赤く囲った「自分の動画」という部分をタップします。
画面が切り替わり、あなたが過去に投稿した動画が一覧で表示されます。
それぞれの動画の右上に、縦に3つ点が並んだマークが表示されています。
ハッシュタグを追加・編集したい動画の右上にあるマークをタップします。下の画像で赤く囲った部分です。
すると、以下のようなメニューが表示がされますので、「編集」と書かれた箇所をタップします。
すると、以下のように「動画の詳細」を編集する画面に切り替わります。
タイトルの中にハッシュタグを入れたい場合は、下の画像で赤く囲った「タイトル」の欄をクリックします。
そして、半角のハッシュ記号(#)から始まる形でハッシュタグを入力してください。
概要欄(=説明欄)やタイトルの上にハッシュタグを出したい場合は、下の画像で赤く囲った「説明」の欄をクリックします。
すると、次のように画面が切り替わります。
そして、半角のハッシュ記号(#)から始まる形でハッシュタグを入力します。
ここでも、先ほどの例と同様、「#料理」「#テスト」「#こんにちは」「#ハッシュタグ」「#わーいわーい」と入力してみました。
ハッシュタグの入力が終わったら、戻るボタン「<」をタップします。
すると、元の画面に戻ります。
追加・編集したハッシュタグを、実際の動画に表示させたい場合は、右上にある「保存」ボタンをタップしてください。
下の画像で赤く囲った部分です。
すると、ハッシュタグが動画に反映されるようになります。
以上が、過去に投稿した動画に、スマホからハッシュタグを追加および編集するための操作方法です。
うまくいかない場合は、以下の記事も参考にしてみてください。
【参考記事】YouTubeタグ&ハッシュタグが表示されない!反映されない原因7選|タグ付けできない・つかない理由とは
効果ない!YouTubeハッシュタグのNG事項一覧
YouTubeにおけるハッシュタグの付け方には、いくつかのルールが存在します。
これに違反すると、ハッシュタグとしての効果が全く出なかったり、最悪の場合は動画が削除されます。
注意すべき点は、以下の通りです。
ハッシュタグのNG事項
・スペースを入れる
・記号を入れる
・大量のハッシュタグを付ける
・動画内容と関係ないハッシュタグを付ける
・嫌がらせ、下品な言葉、性的な言葉、ヘイトスピーチ
それぞれについて、ここから詳しく解説していきます。
スペースを入れるのはNG
1つのハッシュタグの中に、スペースを入れないでください。入れてしまうと、その後ろがハッシュタグとして認識されません。
例えば、「#北海道札幌市」というハッシュタグを設定したいとします。
このとき、「#北海道(スペース)札幌市」と間にスペースを入れて入力すると、何が起こるでしょうか。
次のように、スペース以降である「札幌市」という部分が、ハッシュタグとして認識されずに表示されてしまいます。
YouTubeは、先頭の「#」から「スペース」の直前までをハッシュタグとして認識します。
今回の例で言えば、「#北海道」という部分のみです。
これを防ぎたいなら、スペースを入れないようにします。すなわち、「#北海道札幌市」と入力するのが適切です。
すると、上のように「#北海道札幌市」と表示されます。全体が、1つのハッシュタグとして認識されるようになるのです。
今回の例のように、2つ以上の単語を組み合わせて、1つのハッシュタグを作りたい場合、スペースを入れないことを意識してください。
NG:1つのハッシュタグとして認識されない例
・#東京都 中央区
・#チャンネル登録者 増やす
・#IT専門 税理士 田中太郎
OK:1つのハッシュタグとして認識される例
・#東京都中央区
・#チャンネル登録者増やす
・#IT専門税理士田中太郎
YouTubeの公式サイトである「YouTube ヘルプ」にも、「ハッシュタグにはスペースを入れない」という注意事項が掲載されています。
ハッシュタグにスペースを挿入することはできません。ハッシュタグとして2つの語句を使いたい場合は語句を連結します。
(引用元:YouTube ヘルプ)
なお、2つ以上の単語でハッシュタグを作りたい場合、1つずつ別にすることも選択肢に入れてみてください。
先ほどの例で言えば、「#北海道」「#札幌市」という2つに分けるのです。
以上のように、1つのハッシュタグの中には、スペースを入れないことが重要です。
記号を入れるのはNG
スペースだけではなく、記号を入れないことも大切です。
なぜなら、記号を入れてしまうと、それ以降の部分がハッシュタグとして認識されない仕組みだからです。
記号の例
!?、。「」@=:;〜
例えば、「#メルマガ登録者募集中!!」というハッシュタグを作りたい場合を考えます。そして、その通りに入力してみます。
すると、YouTube上では次のように表示されます。
「#メルマガ登録者募集中」までが青く表示され、「!!」は黒字になっています。
これは、記号部分である「!!」が、ハッシュタグとして認識されていないことを意味します。
ハッシュタグでは記号を使わず、平仮名・カタカナ・数字・漢字・アルファベットのみを使ってください。
以上のように、1つのハッシュタグの中には、記号を入れないことも重要です。
大量のハッシュタグはNG
大量のハッシュタグを付けることは、YouTubeの規約で禁止されています。
違反するとハッシュタグが無効になったり、動画が削除されたりします。
実際、YouTubeの公式サイトに掲載されている「ハッシュタグの使用に関するポリシー」にも、次のような記載がされています。
大量のタグ:
1 本の動画に対して大量のタグを登録しないでください。
タグの数が多くなると、検索している視聴者にとって関連性が低い動画が表示されるようになってしまいます。
具体的にどれくらいのハッシュタグが「大量」とみなされるのかは、以下の記事で詳しく解説しています。
【参考記事】YouTubeのハッシュタグ個数は何個まで?
動画内容と無関係のハッシュタグはNG
YouTubeでは、動画内容と無関係のハッシュタグを入れても、効果ないです。
それどころか、無効化されたり、削除されてしまうリスクがあります。
「YouTube ヘルプ」にも、「動画と無関係のハッシュタグを追加することを禁止する」という旨が記載されています。
記載されている通り、運営は「動画の内容と無関係のハッシュタグ」が設定された動画を削除対象とします。
なぜなら、利用者の満足度を下げるからです。
無関係のハッシュタグは利用者満足度を下げる
例えば、あなたが猫と遊ぶ動画を投稿するとします。これに、「#料理」というハッシュタグを付けます。
すると、料理に興味があり、「#料理」というハッシュタグを検索した人たちが、あなたの動画を目にします。
しかし、動画の中身は料理に関係ない「猫」です。求める内容と違うため、視聴者にとってあなたの動画は邪魔でしかありません。
YouTubeはこの件に限らず、利用者の満足度を下げる行為に対して非常に厳しい措置を取ります。
なぜなら、以下のような流れで、YouTubeが企業として儲からなくなるからです。
利用者の満足度が低下する
↓
利用者数や利用時間が減少する
↓
企業がお金を払って広告を出さなくなる
↓
YouTubeが儲からなくなる
また、万が一削除を免れたとしても、あなたの動画は今よりも伸びなくなります。
その理由は、「クリック率」のデータが悪化するからです。
クリック率とは:
動画のサムネイルが表示された回数に対して、それがクリック(=タップ)された確率のこと。
例えば、サムネイルが100回表示され、そのうち3回クリックされた場合、
クリック率 = 3 ÷ 100 = 0.03 = 3%
→参考記事:YouTubeインプレッションのクリック率とは?
なぜ、動画内容に関係ないハッシュタグを追加すると、クリック率が低下するのでしょうか。
ハッシュタグ「#料理」と検索する人は、間違いなく料理に関する動画を探しています。
ここに、「猫と遊びました」という動画が表示されても、クリックする人はゼロに等しいことが想像できますよね。
よって、クリック率は確実に低下します。
YouTubeは、すべての動画のクリック率を計測しています。
クリック率が低い動画は「利用者から興味を持たれない内容の動画」と判断します。
そして、ハッシュタグの検索結果はもちろん、通常の検索結果・関連動画欄・ホーム画面など、あらゆる場所への表示回数を減らすのです。
「少しでも多くの人に見てもらいたい」という思いから、無関係のハッシュタグを大量に付けてしまう投稿者は多いです。
しかし、動画が削除されたり、再生数が伸び悩んだりと逆効果しかありません。なので、やめてください。
このように、動画内容と無関係のハッシュタグを入れることも、逆効果となる付け方・使い方の1つです。
嫌がらせ・下品な言葉・性的な言葉・ヘイトスピーチを入れない
ハッシュタグでは、嫌がらせ・下品な言葉・性的な言葉・ヘイトスピーチを含めることが禁止されています。違反すると動画が削除されます。
実際、YouTubeの公式サイトに掲載されている「ハッシュタグの使用に関するポリシー」にも、次のような記載がされています。
嫌がらせ:
個人や集団に対する嫌がらせ、侮辱、威嚇、情報漏えい、脅迫を目的としたハッシュタグを追加しないでください。
このポリシーに違反すると動画が削除されます。
下品な言葉:
ハッシュタグで冒とく的な言葉や不適切な言葉を使用すると、動画の年齢制限や削除につながります。
性的な言葉:
性的または露骨な内容のハッシュタグを追加すると、動画の削除につながります。
あからさまに性的な動画は、YouTube でほとんど許可されません。
ヘイトスピーチ:
個人または集団に対する暴力や憎悪を助長するようなハッシュタグを追加しないでください。
また、人種差別、性差別などの中傷を含むハッシュタグも使用できません。このポリシーに違反すると動画が削除されます。
ここで気になるのは、「具体的にどのような言葉がアウトなのか」ということです。ただ、これは具体的には公開されていません。
具体的に公開してしまうと、「それさえ使わなければいいんでしょ」と考え、ギリギリを攻める投稿者が増えてしまうからです。
ただ、どうしてもそうしたハッシュタグを使いたいという人もいると思います。
その場合、使いたいハッシュタグを検索してみて、他にそれを使っている投稿者がいるかどうかを確認すると良いです。
もしそれを使っている人がおり、動画が削除されていないのであれば、あなたが使った場合もセーフである可能性が高いです。
以上の通り、ハッシュタグには、嫌がらせ・下品な言葉・性的な言葉・ヘイトスピーチを含めることが禁止されています。
YouTubeハッシュタグの効果的な付け方のおすすめランキング
YouTubeでは、どのようなハッシュタグを付ければ効果的なのでしょうか。
これまでの経験上、おすすめするランキングは以下の通りです。
おすすめランキング
1位:独自ハッシュタグを設定する
2位:サジェスト機能から探す
3位:ライバルの動画を真似する
それぞれについて、ここから詳しく解説していきます。
独自のハッシュタグを入れる
1つ目は、独自のハッシュタグを入れることです。つまり、あなた以外の誰も使っていない、自分オリジナルのものを使うのです。
独自ハッシュタグの効果は、視聴者の回遊率(=かいゆうりつ)を高めることです。
回遊率とは:
1人の視聴者が、たくさんの動画を見てくれる確率のこと
通常のハッシュタグの場合、多くの投稿者がそれを使っています。よって、検索結果にも、さまざまな投稿者の動画が表示されます。
多くの人が使うハッシュタグの例「#料理」
左上に表示されている通り、「3.3万件のチャンネル」が、このハッシュタグを利用している。
一方で、独自ハッシュタグの検索結果には、あなたの動画しか表示されません。他の人が誰も使っていないので、当然です。
独自ハッシュタグの例「#YouTubeビジネス」
これを検索やクリックしてもらえば、あなたの動画だけを次々に見てもらえる可能性が高まります。
回遊率の重要性
回遊率は、YouTubeチャンネルを成長させる上で最も重要な指標の1つです。
なぜなら、回遊率が上がるほど、視聴者1人あたりの再生時間が長くなるからです。
視聴者1人あたりの再生時間とは?
1人の視聴者が、対象となるチャンネルの動画を再生する時間のこと。
例えば、あなたが「動画A」「動画B」「動画C」という3本の動画を投稿したとする。
ある視聴者が、動画Aを5分・動画Bを8分・動画Cを7分視聴した場合、
この視聴者の再生時間は20分(=5+8+7)となる。
回遊率が低いチャンネル(=1人の視聴者が1本や2本の動画しか見ない)であるほど、1人あたりの再生時間が短くなります。
逆に、回遊率が高いチャンネル(=1人の視聴者がたくさんの動画を見てくれる)であるほど、1人あたりの再生時間が長いです。
ポイント:回遊率が上がるほど再生時間も伸びる
1人の視聴者が、動画1本につき5分再生してくれるとします。
この視聴者が、動画を1本しか見なければ、再生時間は5分です。
しかし、2本見てくれれば10分になります。4本見てくれれば20分、10本見てくれれば50分です。
視聴者1人あたりの再生時間が長くなると、以下のようなメリットがあります。
・広告の表示回数が増え、広告収入が上がる
・広告表示の条件の1つ「総再生時間4000時間」を満たすのが速くなる
・YouTubeから「優遇」され、検索結果/関連動画/ホーム画面など、あらゆる場所におすすめされやすくなる
特に、YouTubeからの優遇は特筆すべきポイントです。
再生時間が長いチャンネルは、YouTubeの運営側から見ると「視聴者の利用時間を伸ばしてくれるチャンネル」であると言えます。
視聴者の利用時間が伸びると、表示される広告の数も増えます。すると、広告を出す側である企業も儲かります。
企業が儲かると、「もっとYouTubeにお金を払って広告を出そう」と考えます。すると、今度はYouTubeが儲かるのです。
再生時間が長いチャンネルが優遇される理由
視聴者のYouTube利用時間が伸びる
↓
広告の表示回数が増える
↓
広告を出す企業が儲かる
↓
企業がYouTubeに払う広告費が増える
↓
YouTubeが儲かる
再生時間の長いチャンネルは、YouTubeがお金儲けをする上で「都合の良い存在」なわけです。よって、優遇されるのは当然です。
チャンネルが優遇されるほど、検索結果・関連動画・ホーム画面など、あらゆる場所に動画が表示(=インプレッション)されやすくなります。
気づいてもらえる回数が増え、再生数も伸びていくのです。
イメージ:ホーム画面におすすめされる動画
独自ハッシュタグを設定し、回遊率を上げることで、1人当たりの再生時間が長くなります。
独自ハッシュタグの名前の考え方
独自ハッシュタグの名前には、あなたのチャンネル名(もしくはその一部)をそのまま使うと良いです。
例えば、次のようなイメージです。
独自ハッシュタグの例(1)
チャンネル名:東京パンケーキ図鑑
→#東京パンケーキ図鑑
独自ハッシュタグの例(2)
チャンネル名:中小企業節税チャンネル
→#中小企業節税チャンネル
独自ハッシュタグの例(3)
チャンネル名:Koichi Suzuki
→#KoichiSuzuki
独自ハッシュタグを決める際は、必ずそれを検索して、すでに誰かに使われていないかを確認してください。
もし使われていると、そのハッシュタグの検索結果に、他の投稿者の動画も表示されてしまいます。
これだと、視聴者がそちらに流れてしまい、回遊率が下がる危険性があります。
以上のように、独自ハッシュタグはあなたのチャンネル名(もしくはその一部)をそのまま使うと良いです。
独自ハッシュタグの欠点
独自ハッシュタグには、欠点もあります。それは、新規の視聴者を増やす効果はないことです。
まだあなたの存在を知らない人は、あなたが作った独自のハッシュタグの存在も知りません。よって、検索もできません。
新規の視聴者を呼び込むには、ここから紹介する別のハッシュタグの使い方をしたり、ハッシュタグ以外の方法を使ったりしてください。
以上のように、独自ハッシュタグで回遊率を高めるのも、効果的&おすすめの付け方・使い方の1つです。
人気のハッシュタグを探す
2つ目は、多くの人が検索している、人気のハッシュタグを探すことです。
人気のハッシュタグの検索結果に表示されれば、たくさんの人に見てもらえる可能性が生まれます。
人気のハッシュタグは、「サジェストキーワード」から探すと良いです。
サジェストキーワードは、YouTubeの検索機能に含まれる機能です。
サジェストキーワードとは、「あなたが検索したいのはこれではないですか?」と、YouTubeが表示してくれるキーワードのことです。
あなたも、YouTubeで動画を検索をする際に、必ず一度は目にしたことがあるはずです。
上の事例では、検索欄に「ダイエット」と入力しただけで、次のようなサジェストキーワードが表示されました。
・ダイエット 食事
・ダイエット ダンス
・ダイエット 筋トレ
・ダイエット モチベーション
・ダイエット方法
これらのキーワードは、実際に多くの人が検索をしているものです。
逆に言えば、サジェストキーワードを確認すれば、多くの人が検索しているキーワードが分かります。
この機能を使えば、人気のハッシュタグを探すことが可能です。
YouTubeの検索欄に、「#」から始まる形で、あなたの動画のテーマに関連する言葉を入力してください。
例えば、ダイエットの方法を解説する動画なら、「#ダイエット」「#痩せる」「#食事制限」など、動画のテーマから言葉を連想して、入力してみてください。
例:「#ダイエット」のサジェストキーワード
「#ダイエット」と入力すると、「#ダイエット」から始まる人気のハッシュタグが大量に表示されます。
以上のように、サジェストキーワードを使って、人気のハッシュタグを探すことも、おすすめの付け方の1つです。
ライバルのハッシュタグを真似する
3つ目は、ライバルが使っているハッシュタグを真似することです。
ライバルとは:
あなたと同じテーマ・ジャンルで動画を投稿する人のこと。
ライバルの動画を再生し、「タイトルの上」や「概要欄」を確認してください。そうすれば、使っているハッシュタグがすぐに分かります。
それを、あなたの動画でも使うようにするのです。
タイトル上のハッシュタグ
概要欄のハッシュタグ
ライバルの動画が人気であるほど、そこに表示されたハッシュタグをクリックする視聴者も増えます。
よって、あなたの動画がそのハッシュタグの検索結果に表示されれば、そこから視聴者が流れ込む可能性が高いです。
以上のように、ライバルのハッシュタグを真似することも、おすすめの付け方の1つです。
知っておきたい!YouTubeハッシュタグのデメリット
ここまで、ハッシュタグの効果的な使い方を解説してきました。
ただ、これにはデメリットも存在します。具体的には、次の通りです。
ハッシュタグのデメリット
・ハッシュタグ検索をする人は少ない
・必ずしも検索に表示されるわけではない
・チャンネルから離脱される可能性がある
デメリットを知った上で活用するからこそ、大きな効果を期待できます。
それぞれについて、ここから詳しく解説していきます。
ハッシュタグ検索をする人は少ない
1つ目の理由は、YouTubeにおいて、ハッシュタグ検索をする人は少ないということです。
同じ「検索」でも、ハッシュタグを使わずにキーワードを入力して検索する人の方が圧倒的に多いです。
そもそも、YouTubeにおけるハッシュタグは、元々存在したものではありません。
ハッシュタグが盛んな「インスタグラム」や「ティックトック」などの他のSNSを模倣して、後追いで導入されたものです。
よって、人気のハッシュタグを除くと、検索結果に表示されても、そこまで大きな再生数の増加に繋がらないことが多いです。
以上のように、利用する人が少ないことも、YouTubeにおけるハッシュタグのデメリットの1つです。
すぐに検索に表示されるわけではない
2つ目のデメリットは、ハッシュタグを使ったからといって、すぐに検索結果に表示されるわけではない、ということです。
人気のハッシュタグほど、それを使う投稿者も多いです。しかし、上位表示(=上の方の目立つ位置に表示されること)される動画の数には限りがあります。
すでに人気のライバルがいる場合、それを押しのけて上位表示されるのは、ハードルが高いです。
どの動画を上位表示させるかは、すべてYouTube側が判断します。
具体的には、以下のような特徴を満たすものであるほど、表示されやすいです。
ハッシュタグの検索結果に表示されやすい動画
・クリック率が高い
・再生される時間が長い
・コメントされる確率が高い
・評価ボタンを押される確率が高い
・共有(シェア)される確率が高い
・チャンネル登録される確率が高い
・再生リストへ保存される確率が高い
これらを満たす動画は、多くの視聴者が強い興味を持ち、高く評価したり、心を動かしたりしたものだと言えます。
YouTubeは、こうした動画を積極的に目立つ場所に表示させようとします。これにより、より多くの利用者を満足させようとするのです。
視聴者から高く評価される動画を作れば、ライバルの多いハッシュタグであっても、いつか検索結果に表示される可能性はあります。
しかし、少なくとも「ハッシュタグを付けさえすれば、すぐに検索結果に表示されて再生数が増える」ということは起こりません。時間がかかるのです。
ただ、時間がかかるのはハッシュタグの検索結果に限らず、通常の検索結果・関連動画・ホーム画面に表示させたい場合も同じです。
YouTubeは、投稿された動画に対する視聴者の反応を、時間をかけて冷静に見極めます。
それが良好なものだけを厳選し、検索結果・関連動画・ホーム画面などの目立つ場所に表示させるのです。
イメージ:表示回数が増え、動画が伸びるまでには時間がかかる
これは、ある動画の再生回数の推移を記録したものです。
下の数字は、投稿からの経過日数を表しています。150日目(約5ヶ月)ほどで、ようやく再生数が伸び始めました。
大きく再生数が伸びるまでには、270日(約9ヶ月)ほどを要しています。
ハッシュタグに限らず、他のどんな手段を使ったところで、YouTubeの動画・チャンネルを伸ばすのには時間がかかるのです。
以上のように、検索結果に表示されるまでに時間がかかることも、ハッシュタグのデメリットです。
視聴者があなたのチャンネルから離脱する
3つ目のデメリットは、ハッシュタグを使うことによって、視聴者があなたのチャンネルから離脱する危険性があることです。
例えば、あなたが料理に関する動画を投稿したとします。そこに、「#料理」というハッシュタグを付けたとします。
このとき、あなたの動画を再生してくれた人が、これをクリックした場合、何が起こるでしょうか。
その視聴者は、「#料理」というハッシュタグの検索結果のページに飛びます。以下のようなものです。
ここには、あなた以外の人が投稿した動画も大量に表示されます。そのうち、どれかを再生する可能性が高いです。
つまり、ハッシュタグをクリックした視聴者は、あなたの動画を見るのをやめてしまう可能性が高いのです。
ここまで解説してきた通り、ハッシュタグを使うことで、新規の視聴者を呼び込めるチャンスが生まれます。
しかし、逆に既存の視聴者が、あなたのチャンネルから流出してしまう危険性もあるのです。
これは、「新幹線」に似ています。新幹線は開通以来、何度も延伸(区間を伸ばすこと)を繰り返してきました。
今でも、多くの地方自治体が、自分のところへ新幹線を誘致しようと努力しています。
(出典:国土交通省)
地元に新幹線が通れば、遠くからたくさんの人が来てくれる可能性があります。これはプラスのことです。
同時に、地元の人たちが、新幹線に乗って出て行ってしまう危険性も出てきます。これはマイナスのことです。
ハッシュタグが出口になるのが嫌な場合は、独自のハッシュタグのみを使うことをおすすめします。
独自のハッシュタグの一例
独自ハッシュタグであれば、あなた以外に誰も使っていません。よって、もし視聴者がこれをクリックしても、あなたの動画しか表示されません。
よって、あなたのチャンネルから流出してしまうリスクを下げられます。
以上のように、視聴者があなたのチャンネルから離脱してしまう可能性があることも、ハッシュタグのデメリットです。
まとめ:YouTubeハッシュタグの効果的な付け方
今回の記事では、YouTubeにおける「ハッシュタグ」の効果や、おすすめの付け方・入れ方のランキングなどを一覧で紹介してきました。
正しい付け方をすることで、動画やチャンネルの人気を上昇させることが可能です。ぜひ、活用してみてください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。