YouTubeで、「毎日投稿しているのに再生数が伸びない」と嘆く人は多いです。これは、昔の僕も全く同じ状態でした。
ただ、毎日投稿で伸びないのは当然です。特に、人気YouTuberではなく、初心者が毎日投稿をすると100%失敗します。
今回の記事では、毎日投稿が伸びない決定的な理由や、その解決策を紹介します。
もくじ
YouTubeの毎日投稿で伸びない決定的な理由
YouTubeの毎日投稿で伸びない理由は、動画の質が下がることです。
なぜなら、1つ1つの投稿に対して、十分に時間をかけられなくなるからです。
質の高い動画を投稿するまでには、以下のようなステップが存在します。
1:企画
需要やライバルを調査し、構成を考える
2:撮影
文字通り、動画を撮影する
3:編集
BGMや字幕を入れたり、無駄なシーンをカットしたりする
僕はYouTubeのスクールを運営しており、多くの成功者を見てきました。動画が伸びる人は、全員がこれらを実践しています。
ただ、初心者がこれを1日で終わらせようとすると、必ず質の低い動画が完成します。例えば、次のような感じです。
・テーマに需要がない
・構成にまとまりがない
・編集が不十分で見づらい
そもそも、多くの人は1日数時間しかYouTubeに取り組めません。なぜなら、学業・仕事・育児などの合間を縫って作業するからです。
また、初心者は投稿に慣れていないため、作業スピードも非常に遅いです。限られた時間の中で、出来ることが非常に少ないのです。
以上のように、動画の質が低下することこそ、YouTubeに毎日投稿をしても伸びない決定的な理由です。
毎日投稿で「伸びない」を回避できるのは人気YouTuberだけ
ただし例外として、すでに人気のあるYouTuberだけは、毎日投稿でも「伸びない」を回避可能です。
実際、1日に何本もの動画を投稿しながら、伸ばすことに成功している人もいます。例えば、次のような感じです。
上の画像で赤く囲った部分が、動画の投稿された日時を表します。彼の場合、1日に4本もの動画を投稿していることが分かります。
なぜ、人気YouTuberは毎日投稿でも動画を伸ばせるのでしょうか。その理由は、主に以下の4つです。
・1日の中で多くの時間を動画に使える
・作業に慣れている
・すでに大量のファンがついている
・動画作成の大部分を他人に任せられる
これらは、人気YouTuber特有の事情です。だからこそ、初心者が同じことをしても、100%失敗が約束されるのです。
それぞれについて、ここから詳しく解説していきます。
1日の中で多くの時間を動画に使える
1つ目の理由は、1日に多くの時間を使えることです。
人気YouTuberには、投稿自体を本業にしている人がたくさんいます。つまり、学生や会社員などと比べ、圧倒的に長い時間を動画に使えるのです。
この違いに気づかず、「人気YouTuberが毎日投稿しているから自分もやろう」と考える初心者は多いです。
しかし、1日の中で使える時間が全く違うため、確実に質が低いものが完成します。
このように、1日に多くの時間を動画に使えることも、人気YouTuberが毎日投稿で「伸びない」を回避できる理由です。
作業に慣れている
2つ目の理由は、動画作成の作業に慣れていることです。
スピードが速く、無駄がありません。このため、毎日でも質の高い動画を作ることが可能なのです。
初心者はこれと正反対であり、動画を作るということに慣れていません。僕が投稿を始めた頃も、以下のような状態でした。
・撮影に慣れておらず、撮り直しの数が多い
・編集の方法が分からず、そのたびにネットで検索する
・「音が出ない」「マイクが入らない」などのトラブルが頻発する
それぞれの工程に時間がかかるため、毎日投稿では到底時間が足りません。よって、質が低く伸びない動画しか作れないのです。
以上のように、人気YouTuberは動画作成の作業に慣れているため、毎日でも質の高く伸びる動画を作成できます。
すでに大量のファンを抱えている
3つ目の理由は、すでに大量のファンを抱えていることです。あまり質の高くない動画でも、喜んで見てくれる人がたくさんいるのです。
例えば、人気YouTuberが「今日は何を食べたか」を語るだけの動画があります。次のようなものです。
こうした内容でも、ファンは喜んで動画を再生します。なぜなら、「自分の好きな人が何を食べたか」という情報に興味があるからです。
しかし、現時点でファンがいない人が同じような動画を投稿しても全く伸びません。なぜなら、知らない人が何を食べたかなど、誰も興味を持たないからです。
このように、すでに大量のファンを抱えていることも、人気YouTuberが毎日投稿で「伸びない」を回避できる理由です。
動画作成を他人に任せられる
4つ目の理由は、動画作成の大部分を他人に任せられることです。
人気YouTuberには、一人で動画を作成している人は少ないです。カメラの前で話すことだけを行い、それ以外は他人に任せるのが普通です。
・サムネイルの作成
・編集
・字幕やテロップ入れ
だからこそ、毎日投稿でも質の高い動画を投稿できるのです。ただ、動画には本人しか映らないので、視聴者が裏方の存在に気づくことは少ないです。
しかし、初心者にはこれが難しいです。他人に任せようとしても、以下のような壁にぶち当たります。
・そもそも、誰に依頼していいのか分からない
・収益を得られていないので、仕事をお願いするためのお金がない
・「どんな動画が作りたいか」が明確ではないため、的確な指示ができない
よって、最初はすべて自分で行う必要があります。毎日投稿では時間が足りず、質が低く伸びない動画を量産する結果になるのです。
このように、動画作成を他人に任せられることも、人気YouTuberが毎日投稿で「伸びない」を回避できる理由です。
YouTube初心者の毎日投稿は時代遅れで伸びない
過去には、初心者が毎日投稿をしても伸びた時代がありました。具体的には、2010年代の前半までです。
実際に、当時は以下のような動画でも伸びていました。
・サムネイルを全く設定しない
・「えー」「あー」などを連発する
・台本を用意せず、素人が思いつきで話す
この理由は単純であり、今よりライバルの数が少なく、質の低い動画も多かったからです。
しかし、今から同じことをしても通用しません。投稿者全体のレベルが上がり、視聴者の求める水準も高くなっているからです。
このため、初心者が毎日投稿で作れる動画の質では、とっくに通用しない時代になっているのです。
以上のように、初心者が毎日投稿で動画を伸ばせたのは過去の話です。要求される質が上がった現在では、伸びないのは当然だと言えます。
毎日投稿を諦めて質を上げれば「伸びない」を脱出できる
これらを踏まえた上で、初心者がやるべきことは1つです。毎日投稿を諦め、動画の質を高めることを意識するのです。
とはいえ、何をすればいいか分からない人は多いと思います。具体的には、次の3つのステップを意識してください。
1:企画
需要やライバルを調査し、構成を考える
2:撮影
文字通り、動画を撮影する
3:編集
BGMや字幕を入れたり、無駄なシーンをカットしたりする
確かに、これらをすべて行うのは大変です。ただ、YouTubeで伸びない状態を脱するには、どれも必須であると言えます。
ただし、自分なりに質を高めようとしても失敗します。YouTubeで実際に結果を出している人から、正しい努力を学び取る必要があります。
まとめ:YouTubeの毎日投稿で伸びない決定的な理由と解決策とは?
今回の記事では、YouTubeの毎日投稿で伸びない決定的な理由を解説しました。それは、十分な時間をかけられず、動画の質が低下することです。
すでに人気があるYouTuberに限り、毎日投稿でも伸びない状態を回避できます。その理由は、以下の通りです。
・1日の中で多くの時間を動画に使える
・作業に慣れている
・すでに大量のファンがついている
・動画作成の大部分を他人に任せられる
これらはいずれも、初心者には該当しません。よって、「人気YouTuberと同じように毎日投稿しよう」と考えたところで、100%失敗するのです。
過去には、初心者が毎日投稿で伸ばせた時代もありました。しかし、それはライバルの数・質ともに低かったからであり、今では通用しません。
初心者は毎日投稿を諦め、動画の質を高めることを考えてください。その具体的な方法は、以下のページですべて公開しています。
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。