「YouTubeでジャンルは絞るべきか?」「どれくらい絞り込めばいいか?」という疑問を抱く人は多いです。
ジャンルの絞り方を間違えると、努力しても全く注目されないチャンネルが完成されてしまいます。広すぎても、狭すぎてもNGです。
そこで今回の記事では、YouTubeでジャンルを絞る重要性と、正しい絞り方を解説します。これを読めば、完璧な絞り方が理解できます。
もくじ
YouTubeでジャンルは「絞る」一択な理由
YouTubeのジャンルを「絞る」「絞らない」から選ぶなら、「絞る」一択です。
まずは、YouTubeにおいて「ジャンルを絞ること」が重要な理由を5つ紹介します。
・すでに大量の投稿者がいるから
・興味を持たれやすくなるから
・スタートした瞬間に1位になれるから
・専門家であるように見えるから
・動画がYouTube内で表示されやすくなるから
それぞれについて、ここから詳しく解説していきます。
すでに大量の投稿者がいるから
1つ目は、すでに大量の投稿者がいることです。
よって、「ウチは◯◯ジャンルに特化したチャンネルです」という見せ方をしないと、無名の人が興味を持たれるのは難しくなっているのです。
「競合(ライバル)が多いほど絞ることが重要になる」というのは、YouTube以外でも同じです。
例えば、飲食店が全く無い場所に「総合食堂」を作れば繁盛します。和食・中華・イタリアンなど、絞らないお店です。
しかし、同じような店が増えるにつれ、競争が激しくなってきます。
そこで、以下のように絞ることで、差別化を図ろうとするのです。
・蕎麦屋
・中華料理屋
・イタリアン
僕はYouTubeの他に、「ブログ」の専門家でもあります。そちらの世界でも、全く同じような流れがありました。
ブログが少なかった2000年代中盤までは、一人がジャンルを絞らないで発信をすることが一般的でした。
例えば、次のような感じです。
・仕事
・恋愛
・政治
・自己啓発
・ニュース
しかし、ブログで発信する人が増えるにつれ、競争が激しくなっていきました。
そこで現在では、1つのジャンル・テーマに特化したブログでないと、アクセスや収益を得るのが難しくなっています。
YouTubeも、まさにこれと同じ流れをたどっています。最初は絞る必要性がなかったものの、今では難しくなっているのです。
以上のように、すでに大量の投稿者がいることも、YouTubeでジャンルを絞るのが重要な理由の1つです。
興味を持たれやすくなるから
2つ目は、興味を持たれやすくなることです。
例えば、あなたが肩こりに悩んでいるとします。
次のうち、どのチャンネルに最も興味を持つでしょうか。
1:健康総合チャンネル
2:身体の不調を解決するチャンネル
3:肩こり解消専門チャンネル
このとき、「3」に最も強い興味を抱くはずです。「まさに自分のためのチャンネルだ!」と感じるからです。
あるいは、あなたがフレンチトーストを好きだとします(僕もです)。
次のうち、どれに最も強い興味を抱くでしょうか。
1:料理総合チャンネル
2:スイーツ専門チャンネル
3:フレンチトースト専門チャンネル
このときも、「3」に強い興味を抱きます。ジャンルを絞るほど、強く刺さるようになるのです。
そして、「他の動画も見てみよう」「チャンネル登録をしてみよう」などと思われやすくなり、伸びやすくなります。
以上のように、興味を持たれやすくなることも、YouTubeでジャンルを絞るのが重要な理由の1つです。
スタートした瞬間に上位になれるから
3つ目は、スタートした瞬間から上位を取れることです。
そのジャンルで誰も投稿していないなら、始めた瞬間に1位です。3人しかいないなら、いきなりトップ3に入ることができます。
逆に、ジャンルを十分に絞ることをしないと、非常にライバルが多くなります。
・料理
・健康
・ダイエット
・ゲーム実況
・演奏してみた
よって、あなたの動画によほどの個性や特色がない限り、注目されるのは非常に難しいです。
例えば、そのジャンルで投稿している人が1000人いれば、「1000位」からのスタートになってしまいます。
しかし、以下のように絞ることができれば、ライバルはゼロに限りなく近づきます。
・脚痩せ専門チャンネル
・肩こり解消専門チャンネル
・フレンチトースト専門チャンネル
厳密に言えば、「脚やせ」は「ダイエット」の一部ですし、「肩こり解消」は「健康」の一部です。
しかし、視聴者からは「別ジャンル」であるかのように見えます。よって、非常に目立ちやすくなるのです。
以上のように、スタートした瞬間に上位を取れることも、YouTubeでジャンルを絞るのが重要な理由の1つです。
専門家であるように見えるから
4つ目は、専門家であるように見られやすくなるからです。
例えば、次のような3つのチャンネルを考えます。
A:肩こり専門チャンネル
B:身体の不調専門チャンネル
C:健康総合チャンネル
このとき、肩こりに関しては「A」が最も詳しそうに思えますよね。
実際には、「B」や「C」の投稿者の方が、「A」よりも肩こりに詳しいかもしれません。
しかし、絞るだけで「専門家である」という印象を与えられるのです。
以上のように、専門家であるように見られやすいことも、YouTubeでジャンルを絞るのが重要な理由の1つです。
動画がYouTube内で表示されやすくなるから
5つ目は、ジャンルを絞るほど動画を見つけてもらいやすくなるからです。
YouTubeの仕組み上、以下のような場所に表示されやすくなります。
・検索
・関連動画
・ホーム画面
なぜなら、YouTubeは「視聴者の利用時間を伸ばしてくれるチャンネル」を優遇するからです。
ジャンルを絞ることができているチャンネルであるほど、一人当たりの視聴時間も長い傾向があります。
例えば、肩こりの解消に興味がある人は、「肩こりの解消」に絞られているチャンネルの動画をたくさん見ますよね。
こうした仕組みに助けられ、再生回数・チャンネル登録者数・収益などが伸びやすくなります。
以上のように、動画がYouTube内で表示されやすくなることも、YouTubeでジャンルを絞るのが重要な理由の1つです。
YouTubeでジャンルを絞ると大きな収益は狙えない?
ただ、「ジャンルを絞ると人口が減ってしまい、大きな収益を狙えないのでは」と心配し、絞らない人もいます。
これについては、半分正解であり半分間違いです。確かに、絞るほどそのジャンルに興味を持つ人口は減少します。
例えば、僕が過去にアドバイスしたYouTuberで「パソコンを使った作曲の方法」を発信している人がいます。
しかし、このジャンルで「登録者数100万人」を目指すのは、非現実的です。「パソコンを使った作曲」に興味がある人口は、そこに遠く及ばないからです。
だからといって、今からライバルの多い「総合音楽チャンネル」を作ってしまうと、さらに伸びにくくなってしまいます。
また、広告以外で収益を稼ぐ方法をマスターすれば、少ない再生数でも大きな金額を得ることが可能です。
例えば彼の場合、視聴者に向けて「オリジナルの作曲教材」や「個人レッスン(月2万円)」などを販売しています。
広告収入を狙えば、1再生あたり1円未満にしかなりません。しかし、自分の商品を持つことで、月に数十万円以上を得ているのです。
このように、広告以外の収益化をマスターすることで、ジャンルを絞る場合でも大きな金額を狙うことができます。
まとめ:YouTubeはジャンルを絞る?絞らない?
今回の記事では、YouTubeでジャンルを絞るべきか・絞らないべきかと、絞り方を解説してきました。
ジャンルを絞るのが重要な理由は、以下の通りです。
・すでに大量の投稿者がいるから
・興味を持たれやすくなるから
・スタートした瞬間に1位になれるから
・専門家であるように見えるから
・動画がYouTube内で表示されやすくなるから
確かに、ジャンルを絞るほど視聴者の人口は減ります。しかし、広告以外の方法で収益化をすれば、大きな金額を稼ぐことが可能です。
広告以外の収益化方法は、以下のページですべて公開しています。
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。