この記事で解決すること
・YouTubeショートの収益化条件は?
・1分未満の短い動画には広告つかないのか?
・ショートはいつからいくらぐらい儲かるのか?
YouTubeには、「ショート(shorts)」と呼ばれる1分以内・1分未満の動画があります。
この収益化条件は、他の動画と大きく異なります。
今回の記事では、YouTubeショート動画の収益化条件や、いつから・どれくらい・いくらぐらい稼げるのかまで解説します。
もくじ
YouTubeショート(1分以内)は広告つかない=収益化できない
YouTubeのショート動画は、再生されても広告収入を得ることはできません。
なぜなら、ショート以外と異なり、動画の途中で広告が表示されないからです。
YouTube広告のイメージ
YouTubeの収益は、投稿した動画の途中で広告が表示されたり、クリックされたりするたびに発生する仕組みです。
具体的には、主に以下の4タイプの広告があります。
広告タイプ1:クリック報酬型広告
「関連動画」と並んで、動画の枠の外に表示される広告のこと。
タイプ2:スキップできる動画広告
動画の再生中に、自動的に再生される広告のこと。
視聴者は、「広告をスキップする」をクリックすることで、広告をスキップして動画の続きを見ることが可能。
広告タイプ3:スキップできない動画広告
動画の再生中に、自動的に再生される広告のこと。
視聴者は広告をスキップできず、最後まで見なければならない。
広告タイプ4:オーバーレイ広告(ブラウザ版のみ)
再生中の動画の上に、重なる形で表示される広告のこと。
視聴者は、広告右上の「X」ボタンをクリックすることで、消すことが可能。
それぞれ、次の条件を満たしたタイミングで、投稿者は収益を得られます。
1:クリック報酬型広告
→広告がクリックされると収益発生
2:スキップできる動画広告
→広告動画が30秒以上再生されると収益発生
3:スキップできない動画広告
→広告動画が表示されると収益発生
4:オーバーレイ広告
→広告がクリックされると収益発生
しかし、ショートは動画の途中で広告が表示されない仕組みである以上、収益も発生しないというわけです。
以上のように、ショート動画が再生されても、基本的に収益は得られません。
【例外】YouTubeショート(1分以内)でも広告収入で収益化できるパターン
ただ、1分以内・1分未満のショート動画でも、例外的に広告収入が発生することがあります。
それは、ショート動画が以下のような場所から再生された場合です。
・「再生リスト」から再生された場合
・Google検索結果から表示された場合
これらの場所から再生されたショート動画は、通常の動画と同じように表示されます。
通常の動画と同じように広告が表示され、通常の動画と同じように収益も発生するわけです。
例えば、次のようなショート動画があります。
ショート動画なので、再生中に広告は入りません。
ここで、これと全く同じ動画を「再生リスト」から再生してみます。
すると以下のように、縦長ではなく、通常の動画と同じように横長の再生枠が表示されます。
しかも、こちらも通常の動画と同じように、再生前に広告が流れます。
そして、通常の動画と同じような、横長の再生枠の中で動画が再生されます。
今度は、これと全く同じ動画を、Googleの検索結果から開いた場合を確認します。
すると、この場合も縦長ではなく、横長で広告および動画が表示されます。
このように、ショート動画であっても「再生リスト」および「Google検索」から開かれた場合は、通常動画と同じように収益化が可能です。
この場合に表示される広告収入の決まり方も、通常の動画と同じです。これについては、以下の記事で詳しく解説しています。
【参考記事】【YouTube】1再生の広告収入単価はいくら?収益は何円?
ショート動画は、「ショートフィード」と呼ばれる、ショート動画のみが表示される画面から再生されることがほとんどです。
ショートフィードの場所(スマホ版)
YouTubeアプリの下側に表示される、「ショート」という箇所をタップした際に表示される画面のこと。
ショートフィードの場所(PC版)
YouTubeサイトの左側に表示される、「ショート」という箇所をクリックした際に表示される画面のこと。
ここから再生された場合、広告は一切表示されません。よって、収益も発生しません。
以上のように、1分未満・1分以内のショート動画でも、「再生リスト」および「Google検索」から再生された場合に限り、投稿者に広告収入が発生します。
ショートとショートの間の広告は収益化できない
なお、「ショート動画とショート動画の間に表示される広告」については、投稿者が収益を得ることはできません。
以前は、ショート動画には全く広告が表示されませんでした。
しかし、2022年5月より、「ショート動画とショート動画の間」に広告が表示されるようになりました。
ショート動画では、動画を上にスワイプ(PCの場合は下にスクロール)することで次の動画が始まります。
1つの動画をスワイプして、次の動画が始まる前に、広告が表示される場合が出てきたのです。
ショートに表示される広告の一例
このため、「ショート動画に表示される広告から収益を得られるのでは?」と考える人は多いです。
しかし残念ながら、このタイプの広告から投稿者が収益を得られることはありません。
これについては、YouTubeの公式ページ「YouTube ヘルプ」にも、以下のように記載されています。
ショート動画から収益を得られますか?
現時点では、ショート動画のクリエイターに対して、YouTubeショートプレーヤーで再生された広告からの収益分配は行われていません。
(引用元:YouTube ヘルプ)
ただ、「現時点では」と書かれていることから、今後得られるようになる可能性もあります。
以上のように、ショート動画とショート動画の間に表示される広告からは、投稿者は収益を得ることは不可能です。
まとめ:YouTubeショート(1分動画)収益化条件!短いと広告つかない?収入はいつからどれくらい稼げる?儲かる?
今回の記事では、1分未満・1分以下のYouTubeショート動画で収益化できるのかを解説しました。
・基本的に、ショート動画には広告が表示されないため、収益は得られない
・「再生リスト」および「Google検索」から再生された場合のみ、広告が表示され、収益が得られることがある
・ショート動画とショート動画の間に表示される広告からは、投稿者は収益を得ることはできない
最後までお読みいただき、ありがとうございました。