YouTubeの動画投稿で悩みのタネになるのが、「アンチコメント」です。あなたを批判したり、悪口を言ってきたりするものです。
これをされると、誰もが落ち込みます。恐怖を感じたり、動画投稿をやめたいと思ったりしてしまうのも当然です。
ただ、アンチコメントには適切な対処法があります。方法によっては、批判や悪口を踏み台にしてチャンネルを成長させることも可能です。
今回の記事では、動画投稿のスクールを運営する僕が、アンチコメントへの正しい対処法や、落ち込んだ時の考え方を紹介します。
もくじ
アンチコメント対処の基本ルール(YouTubeの批判/悪口)
まずは、僕が最もオススメする、アンチコメント(批判・悪口)への対処法を3つ紹介します。
具体的には、次の通りです。
・反論しない
・見つけたら3秒以内に削除する
・コメントした人をブロックする
それぞれについて、ここから詳しく解説していきます。
返信しない
アンチコメントへの対処で重要なのは、返信をしないことです。
悪口を書いてくるのは、誰からも相手にされない寂しい人たちです。
彼らは返信されると嬉しくなり、さらにアンチコメントを書き込んでくるようになります。
また、あなたが返信をしているのを見て、「自分も相手してもらえるかも」と考えた別の人たちが、アンチコメントをつけてくるようになります。
これらを防ぐためにも、一切の返信をしないことが大切です。これにより、相手は構ってもらえず寂しくなり、去っていきます。
以上のように、一切の返信をしないことも、アンチコメント(批判・悪口)に対処するオススメの方法です。
見つけたら3秒以内に削除する
2つ目のポイントは、アンチコメントを見つけたら3秒以内に削除することです。
すぐに削除することで、1秒でも早く忘れ、精神的なダメージからいち早く抜け出すことが可能になります。
放置してしまうと、そのコメントを目にするたびに落ち込んでしまい、メンタルへの影響が長引いてしまいます。
さらに、「自分も悪口を書こう」と考える視聴者も増えてきます。これにより、アンチコメントが溢れかえるようになってしまいます。
これは、「ポイ捨て」に似ています。ピカピカに磨き上げられた場所では、ゴミを捨てる人はほとんどいません。
しかし、そこに1つだけでもゴミが落ちていると、次々に捨てる人たちが増えていきます。そして、あっという間に汚れてしまうのです。
これを防ぐためにも、アンチコメントをこまめに「掃除」することが大切です。
以上のように、見つけたら3秒以内に削除することも、アンチコメント(批判・悪口)に対処するオススメの方法です。
コメントした人をブロックする
3つ目のポイントは、アンチコメントをしたユーザーをブロックすることです。
ブロックとは
相手があなたのチャンネルにコメントできない状態にすること。
こちらがブロックをしたことが、相手に気づかれることはない。
一人のユーザーが、複数のアンチコメントをつけてくることは多いです。ブロックをすることで、これを防ぐことができます。
簡単に方法を紹介します。まず、アンチコメントをしてきたユーザーの名前またはアイコンを押します。
画面が切り替わったら、右上にある「…」のマークを押します。下の画像で赤く囲った部分です。
そして、「ユーザーをブロック」を選択します。
これで、ブロックが完了します。ブロックしたユーザーのコメントは、あなたや他の視聴者には一切表示されなくなります。
しかし、ブロックされたユーザーの画面には、自分がコメントを書き込めているかのように表示されます。よって、気づかれることはないのです。
以上のように、相手をブロックすることも、アンチコメント(批判・悪口)に対処するオススメの方法です。
コメントを受け付けないのはアリ?(YouTubeのアンチコメント/批判/悪口)
なお、アンチコメントをされたとき「コメントを受け付けない設定にすれば良いのでは?」と考える人もいます。
YouTubeでは、コメントを受け付けない設定にすることが可能です。これにより、批判や悪口を書かれる確率はゼロにできます。
ただ、このやり方はオススメしません。なぜなら、多くの善良なユーザーと交流する場もなくなってしまうからです。
コメントのうち、悪意のあるものはごく一部です。好意的だったり、応援してくれたりするものも多くあります。
また、視聴者の意見や感想は、今後の動画投稿を進める上での大きなヒントになります。
コメント欄を閉鎖してしまうと、こうした人たちとの交流もできなくなってしまうのです。
このため、コメント欄自体は閉鎖をしないことをオススメします。
以上のように、コメント欄自体を閉鎖することで、批判や悪口をゼロにすることもできます。ただし、推奨はしません。
あえて削除せず返信する人もいる(YouTubeのアンチコメント/批判/悪口)
これまで書いた通り、アンチコメントには返信をせず、削除をすることがオススメです。
ただし、あえて意図的に返信を行い、全く削除を行わない投稿者もいます。
これは、わざと批判や悪口を呼び込んで、再生回数を稼ぐことを目的としたものです。
人は、「自分の興味があるものに対する他人の意見」を気にします。例えば、以下のようなものをつい読んでしまう人は多いです。
・ネットの掲示板
・ニュースのコメント欄
・楽天やAmazonなどの商品レビュー
YouTubeのコメント欄も、これと同じです。「あの人のコメント欄は面白いから」という理由で、動画を見にくる視聴者はたくさんいます。
この効果を狙う投稿者は、「批判や悪口をもたくさん書き込んで欲しい」と考えます。だからこそ削除せず放置し、反論もして火に油を注ぎます。
ただ、こうしたやり方は人を選びます。常に多くのアンチコメントが寄せられるため、よほど強くないと精神的に苦痛となります。
また、悪意のある人が大量に集まるため、視聴者に商品やサービスを販売してお金を稼ぎたい場合にも不向きです。
このため、慎重に検討してください。ただ、「アンチを利用してチャンネルを盛り上げる方法もある」ということは知っておくと良いです。
落ち込んだ時の考え方(YouTubeのアンチコメント/批判/悪口)
YouTubeでアンチコメントをされると、誰でも落ち込んでしまうものです。特に、最初のうちは恐怖すら感じることもあります。
ただ、落ち込んでいては前に進めません。そこで、次のように考えると良いです。
・応援してくれる人たちの存在を意識する
・プラスの影響を考える
・「そのうち慣れる」と考える
・改善に役立てるものは役立てる
それぞれについて、ここから詳しく解説していきます。
応援してくれる人たちの存在を意識する
アンチコメントを受けた時は、「応援してくれる人たち」の存在を意識すると良いです。
まずは、高評価や応援のコメントをくれる人たちです。
ただ、応援してくれる人たちは他にもいます。それは、特に反応は示さないものの、動画を楽しみにしてくれている人たちです。
あなたの動画を見る人たちも、それと同じです。高評価やコメントはしないものの、楽しみにしてくれている人たちはたくさんいます。
彼らの存在を思い出すことで、「アンチコメントに負けず頑張ろう」と思えるようになります。
以上のように、アンチコメントをされて落ち込んだ時は、応援してくれる人たちの存在を意識することが大切です。
プラスの影響を考える
2つ目のポイントは、アンチコメントによるプラスの影響を考えることです。
YouTubeではその仕組み上、コメントが多くつく動画であるほど、下のような場所に表示されやすくなり、再生数が伸びます。
・検索結果
・関連動画
・ホーム画面
なぜなら、YouTubeの運営が「コメントが多い動画=視聴者の心を動かした動画」として評価をするからです。
これは、アンチコメントがついた場合も同じです。批判や悪口であっても、あなたの再生回数アップに貢献してくれるのです。
このことを考えれば、批判や悪口に対しても「チャンネルに貢献してくれてありがとう!」と思えるようになります。
以上のように、アンチコメントをされて落ち込んだ時は、そのプラスの影響を考えることが大切です。
「そのうち慣れる」と考える
3つ目のポイントは、「そのうち慣れる」と考えることです。
最初にアンチコメントをされた時は、非常に落ち込むものです。場合によっては、恐怖すら感じることもあります。
しかしこの感覚は、YouTubeを続けるほどに麻痺していきます。最終的には、「またアンチコメントか」と受け流せるようになります。
以上のように、アンチコメントをされて落ち込んだ時は、「そのうち慣れる」と考えることが大切です。
改善に役立てられるものは役立てる
4つ目のポイントは、アンチコメントのうち、改善に役立てられるものは役立てることです。
例えば、「何言ってるのか分からない」というコメントを書かれたとします。これは、以下のように役立てることができます。
・滑舌を意識したら良いのでは?
・もう少しゆっくり話してみようかな?
・自分の声ではなく、合成音声を使ってみようかな?
アンチコメントの中には、改善に役立つものも存在します。これを活かすことで、彼らを踏み台にして動画を伸ばすことができます。
以上のように、改善に役立てられるものは役立てることで、アンチコメントを利用してチャンネルを成長させることができます。
まとめ:YouTubeのアンチコメントは削除?批判/悪口の正しい対処法
今回の記事では、アンチコメントへの正しい対処法や、落ち込んだ時の考え方を紹介します。
基本的なルールは、以下の3つです。
・反論しない
・見つけたら3秒以内に削除する
・ブロックする
ただ、チャンネルを盛り上げる意図で、あえて削除をしない投稿者もいます。万人にはオススメしないものの、その戦略もアリです。
アンチコメントを受けて落ち込んだ時は、次のように考えてください。
・応援してくれる人たちの存在を意識する
・プラスの影響を考える
・そのうち慣れていく
・改善に役立てるものは役立てる
アンチコメントをつけてくるのは、誰からも相手にされない哀れな人たちです。足を引っ張られることなく、むしろ踏み台にしてチャンネルを成長させていきましょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。